Monologue

2005年09月06日(火) 読書の秋

『ブレイブ・ストーリー』(宮部みゆき著)の下巻を一気に読破する。

ちなみに何故600ページ以上も有る『ブレイブ・ストーリー』を一気読みしたのかと云うと
『読書の秋』だから・・・・・・では無く、図書館の貸出期限が今日までだったから、である。

全体的に面白くなくは無かったけれど、主人公ワタルが旅する異世界『幻界』(ヴィジョン)の描写や出会うキャラクター達が何となく嘘っぽく感じられてしまい、今一つ物語に入り込めなかったのと主人公と相対する少年ミツルが、幾ら主人公じゃないからと云っても、
(これは子供が辿るには悲惨過ぎる運命ではないか?)と、ますます入り込めなくなってしまった。

『現実世界』の方が設定にしても人物にしても台詞にしても、グッと引き込まれる力が強かった気がしたので、やはり宮部さんは空想世界よりも身近な現実世界の事を書かれる筆力に長けていらっしゃるのだろうか?とも思ったが、以前読んだ『ドリーム・バスター』は同じ様なファンタジー物(と云うより近未来?)でも凄く面白かった。

行方不明の母(死刑囚)を探す主人公シェンが私好みの金髪碧眼の美少年・・・だったからでは無くて(勿論それも有りますがvv(^^;))
『異世界』の描写やキャラクター達が『ブレイブ・ストーリー』よりもリアルに描かれていたし、物語も共感出来るエピソードが多かったのだ。

『ブレイブ・ストーリー』は一応子供向けに描かかれた話だったから、リアリティを希薄に感じてしまったのだろうか?
でも子供向けならばミツルが辿った運命はますます納得出来ない(ワタクシは、ですが)

『ドリーム・バスター』は主人公の友人が非常に気になる謎を残したまま行方不明になったままだったり、シェンのお母さんもやっぱり行方不明なままだったり、どうやら政府が恐ろしい実験を計画しているらしかったり、気になる伏線が山程張られたままになっているので早く続刊が出て欲しい。


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