『ナイロン100℃』の舞台『消失』を観覧。 大した事は書いてませんが、観劇予定の方はご注意下さい。
『ナイロン100℃』を観るのは初めて。
先日友達に借りた『カメレオン・リップス』のビデオが物凄く面白かったので、 頑張ってチケットを取り、劇場に足を運ぶ。
出演はみのすけ・大倉孝二・犬山イヌコ・三宅弘城・松永玲子・八嶋智人(敬称略)と 少数精鋭なのでレベルが高くて観応え充分!!
特に八嶋智人さんの存在感の大きさは流石!と想ってしまった。 また大倉孝二さんの身長の大きさにもビックリしてしまった(^^;)
チャズ・フォルティ(大倉孝二さん)は子供の頃に死なせてしまった弟チャズ(みのすけさん)のロボットと二人で仲睦まじく暮らしている。
チャズは弟を愛するが故に、弟の恋人達を殺して、 弟の記憶回路から彼女達の記憶を削除して『最初から無かった事』にし続けて来た。
だがスタンに新たな恋人スワンレイク(犬山イヌコさん)が現れて……
兄は愛する弟を失いたくないが為に犯罪を犯すのだが、 愛ゆえに犯す犯罪は、やっぱり罪なのだろうか?と少しだけ首を傾げてしまった。
チャズの想いが判るだけに、たとえ身勝手な行為でも何処か切なさを感じてしまう。 結局『ヒトゴロシ』は『ヒトゴロシ』で、許せない行為である訳なのだけれど……
また『記憶』と云うのも個人的に好きなテーマだったので大変興味深く観させて頂いた。
スタンはロボットだから、 記憶回路から『削除』されてしまった『記憶』は『永遠に無かった事』になる筈なのに、 「兄さんはたまに『有った事』を『無かった』と言い、『無かった事』を有ったと言う、 それが僕には変だと感じる」と疑問を抱く。
そして、壊れたガス管からかつての恋人ビビの腐乱した腕が現れた時、 スタンはこう叫ぶのだ。
「ビビさんだ!あの腕はビビさんだ!僕があげた指輪をしてるよ!」
『ロボット』でも『人間』でも、 『記憶』から決して消す事の出来ない『何か』が有るのかもしれない、
そしてそれは、やっぱり『愛』とか呼ばれる感情なのだろうか?
“寒い時にはより寒い想いをしましょう”と云う訳では無いのだろうが、真冬の怖い話。
それも怖いのはやはり人間だと云うパターンの哀しい話だった。
余談だが、 “このお芝居の上演時間は2時間45分、途中休憩はございません。頑張って下さい!”とか “なおトイレは是非ともお済ませ下さい!”と云う開演前のアナウンスが面白かった(^^)
実際の処、上演時間の長さは全く気にならなかった。
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