Monologue

2004年04月26日(月) やるならやらねば

“たった一つの生命を捨てて、生まれ変わった不滅の身体
鐵の悪魔を叩いて砕く
キャシャーンがやらねば 誰がやる”

そんな訳で映画 『CASSHERN』 の感想です。

例に拠って好き勝手語っております上、かなりネタバレもございますので、
まだ観ていない方はご注意下さい。

もう!とにかく映像がスゴイ綺麗!!

全体的にセピア掛かった独特の色使いが施された、
今まで観た事が無い、紀里谷ワールドとも呼ぶべき美しい映像と世界感に圧倒される。

戦闘シーンもスピード感が有って、迫力満点!!なのだが、
赫い瞳の巨大ロボットが街を闊歩するシーンは『ナウシカ』や『ラピュタ』を想起してしまった。
(まるで『火の7日間』の様だった(^^;))

画像だけでも観に来た甲斐は充分なのに、ストーリーも重厚で面白かった。
だが……本当に『重厚』
文字通り話が重過ぎる上に、全くと言って良い程、救いが無い。

『憎しみは憎しみしか生まない』と云う方程式はこんなにも救いが無いのか?と云う
主題が真剣に描かれていて、ラストシーンでは泣いてしまった。

個人的に惹かれたのは人間の身勝手で誕生させられたにも関わらず、
その存在を畏怖され虐殺される『新生人間』達……
『アンドロ軍団』の首領ブライキング・ボスを演じた唐沢寿明さん。

単なる悪役で無く、迫害される一族の長たる悲劇性を背負っている彼は、
物凄く格好良かった。

「我々が生きる事を認めなかった人間共を、今度は我々が皆殺しにする!」と云う台詞には
鳥肌が立ってしまった。

あと病気の妻を救おうとしている東博士役の寺尾聡さんと、
彼の研究を利用しようと企む軍の手下、内藤役の及川光博さんが良かった。

今観たい映画が沢山有るので行けるかどうか不安だが、
あの美しい映像を大スクリーンで、何とか、もう一度観たいと切望しているワタクシ。


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