Monologue

2003年10月10日(金) 動物電気

会社の同僚F野さんのお誘いで肉体派劇団『動物電気』の舞台を観覧。
(於『中野ザ・ポケット』)

F野さんは以前お笑いタレントを目指していらっしゃった方な所為か、
観に行くのもコントライブが多いそうなのだが、
あるライブで観て、妙に印象に残ったグループ『大佐と三等兵』が
劇団『動物電気』の主要メンバー二人のユニットだった事がきっかけで
彼らの舞台(お芝居の方)も観る様になったのだそうだ。

私は名前すら知らなかったのだが、
旗揚げから10年も活動していらっしゃる劇団だそうだし、
主宰の方始め、主な役者さんはTVや映画にも多数出演なさっていらっしゃるそうだ。
(つくづく不勉強だよな、自分(涙))

今回の公演『オールとんかつ』を始め、
主にムチムチの肉体美(ムキムキに非ず)を曝している男優の写真や
少々癖の有るイラストがチラシに多用されていた所為で、
無意識に『観なかった事』にしてしまっていたのだろうと思われる。

舞台にしても映画にしても小説にしても、
こんな些細な事で『喰わず嫌い』になってしまう事が多い自分を再認識して反省する(−−)

舞台は1993年から2003年に掛けて、
『とんかつ若葉』と云うお店を切り盛りしている板前と『若葉』の一人娘の恋物語。
……とは言っても、コント・ライブもなさっている方達の所為か、
普段自分が観ている舞台とはノリや構成、役作りなどの仕方が違っていて興味深かった。

『実験的な手法』を試みている舞台は数々有れど、
主要キャラの衣装がチャック付きの全身タイツに素足と云うのにはチョット驚いてしまった。

しかも物語の最も重要な部分にアドリブが多用されているのも吃驚した。

たとえば主人公と恋のライバルの対決内容が、
「上から落ちて来た盥を頭で受けて、面白いリアクションをした方が勝ち」とか
「タバスコを飲んで、面白いリアクションをした方が勝ち」とか
「長〜く伸ばしたゴムを顔にバチン!と当てて(←これとっても痛そうでした(><))
面白い……(以下略)」とか。

(『コント』ならともかく『お芝居』としてコレは有りなのかなぁ?)と、
始終首を傾げさせられてしまう展開ばかりなので、
舞台上で炸裂するギャグに笑わされつつも内心戸惑いながら観てしまった。
(やっぱり頭堅いのか?自分)

あと『お笑い』の方達の所為か、
格闘場面や突っ込みを入れるシーンで相手を本当に殴っているのにも驚いてしまった。

男ならまだしも女の子にまで音を立ててパチキを喰らわせているので、
何だか観ている方がヒヤヒヤしてしまった。
(普通のお芝居では本当には殴らないのです。
うっかり当てたりすると物凄く怒られますし、
お互い怪我をしてしまう可能性も高く、かなり危険なのです)

『肉体派』と銘打っているだけ有って、
本当に身体を張っていらっしゃるなぁと云う印象を受けた。
(伸ばしたゴムを顔面でバチ〜ン!と受け止めたりする処なんか特に…)


個人的には辻修さんと云うガリガリに痩せた男優さんの幸薄そうな感じが良かった。
『世界が滅ぶ前にやっておきたい事は?』と尋かれて「太る」と答えた場面には
大爆笑してしまった(←「お腹に虫がいるらしいから太れないんだ」そうです(^^;))

同じ問いに対して「良い夢を見る」や
「薬を服む」(普段は服まないで我慢しているのだそうです)と云う答えも有ったりして、
彼の幸薄いバックボーンがひしひし感じられた。

全然知らない劇団……
しかも『お笑い』もやってらっしゃる処を観るのは初めてだった所為か、
かなり新鮮だったし、とても面白かった。

もしこの舞台を『お弁当』に例えるならば、
今まで喰わず嫌いでいた『とんかつ弁当』を試しに食べてみたら、
意外に美味しかったvvと云う処。

ありがとうF野さん(^^)
今度は一緒に『劇団★新感線』に行きましょうvv


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