Monologue

2003年05月09日(金) クラピカのツヤツヤ『日記』(代筆ななか)

「さぁ、こっち来いよ」

レオリオはソファに寝そべったまま、
右手の人差し指でクイクイ……と、
自分の方に向けて曲げながら私に向かって声を掛ける。

「おい!クラピカ!」

私は彼の言葉をわざと無視して、背中を向けたまま窓の外を観続ける。

「しょうがねェなぁ……」

フゥと溜息を吐きながらソファから立ち上がると
レオリオは、窓際に腰掛けている私の方に歩み寄って来た。

“すい……”と伸ばされた彼の右手の指先を避けると私は立ち上がってドアへ行こうとした。

「おっ!と……」

私より20cm以上も上背の有る逞しい身体が、素早く動いてドアへの退路を阻んだ。

私は急いで踵を返し、レオリオから必死に逃れ様としたが、
ことごとく先手を取られて先廻りされ、
とうとう部屋の隅の壁に追い詰められてしまった。

「ほ〜ら、捕まえた!もう逃がさねェぜvv」

私の顔を挟み込む様に壁に両掌を付いたレオリオは、
自分の腕の間に捉えた私を見つめながら満足そうにククッと微笑った。

まるで獲物を捕らえた腕利きのハンターの様に……


「イヤ…だっ!離せ!」

首を横に振り、彼の腕から逃れ様と必死に身を捩る私の身体を容易く押さえ付けると、

「何でいつも逃げんだよ?……痛いからイヤなのかよ?」

いまいましそうに“チッ!”と舌打ちするレオリオを睨み付けながら私は“ああ!”と肯いた。

「お前は知らないだろうが………アレは、物凄く…痛いんだぞ!!」

吐き捨てる様にそう言い放つと、

「……痛ェのは、最初だけ、だろ?」

意地悪そうに言いながら、レオリオはニヤリと唇の端を上げる。

「初めは痛がってるけどよ、
途中からは、お前だってスゲェ気持ち良さそうにしてるじゃねェかよ?」

ハッ、と反射的に息を呑む。

返す言葉を見付けられずに
“プィ”と顔を逸らして黙り込んでいる私の耳元に唇を寄せると、

「さぁ観念しな、イイ子だからvv」

まるで誘う様に、そう囁かれて・……

ふと気付くと、
私はレオリオの鍛え上げられた腕の中に抱えられ、身を委ねていた……




これから先は、
レオリオが私に強いる毎日の習慣。

「痛……ッ!」

毎日、毎日、毎日……されている筈なのに、ちっとも慣れる事が出来ないこの行為……

「ア……ッ……ウ…ッ!!」

とても痛くて、痛くて、我慢出来ない。

そして、
暴れる私の身体を無理矢理押さえ付けながらレオリオは、
幾度も幾度も幾度も……挿し入れて来るのだ。

「コラ!バタバタすんな!!」

私の毛髪に、
硬い金ブラシを……



(今日の『日記』は、
 ウチの近所のクラピカ君から聴いた
 飼い主のレオリオ氏に対する不満を代筆させて頂きました。

 毎日、毎日、欠かさず『ブラッシング』してくれるなんて
 素敵な飼主だと私は想うのですが。

 お陰でクラピカの髪はいつもサラサラ、ツヤツヤvvなので
 飼主のレオリオはとても幸せそう……

 ………なんちて(^^;)

 もちろん、この『日記』はフィクションですので、
 クラピカが『何』なのかは、皆様ご自由に想像なさって下さ……(バキッ!))


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