Monologue

2003年02月17日(月) ビター×スイート×バレンタイン 6

「う〜んv満足、満足♪」

ニセ・レオリオはベッドの上で美味そうにタバコを燻らせながら、
傍らに身を横たえているニセ・クラピカの細い金髪を撫で、嬉しそうに呟く。

「クリスマスの『ミニスカ・サンタ』も良かったけど、
今日の『セクシィ・ビスチェ』もバッチリだったぜ♪

手造りチョコもビター風味で美味かったし……」

「気に入って貰えて、嬉しいのだよ♪ダーリンvv」

甘える様な口調でニセ・クラピカは、
ニセ・レオリオの鍛え抜かれた胸の筋肉に紅潮した頬を埋める。

「あ、でも、出来れば来年のチョコはもっと甘い方が良いな、
オレ、どっちかっつーと甘いチョコの方が好きだからよ……」

「判った、ダーリンvv来年は……」

そう言い掛けたニセ・クラピカの小さな金髪の頭を抱き寄せると、

「ま、今年も充分甘いモンは喰わせて貰ってるけどなvv」

ククッと微笑いながら、
ニセ・クラピカのさくらんぼの様な赤い唇を口に含むと、
ニセ・レオリオは己の唇を、舌を使って、その甘さを存分に堪能し始めた……




スゥスゥ……と安らかな寝息を立てて眠るニセ・レオリオの顔に、
彼と同じ顔をした青年の面影が、ふと重なって過ぎる。

(甘い物が苦手だったな、元ハニーvvは……)

ベッドの傍の棚の上に置かれた、
食べ掛けの手造りチョコレートの一欠片を取って口に入れてみると、

「苦い…な……」

ニセ・クラピカの舌を痺れさせながら、ゆっくりと蕩けて行く……カカオの苦味。


(来年は……)


やっぱり、もっと甘い味のチョコを造ろう、とニセ・クラピカは想う。


この苦さも、全て蕩かしてしまえる程に……



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