| 2002年10月08日(火) |
酒との上手なつきあい方 |
私はお酒を『飲まない』
『飲めない』と云うのとは少し違う。
もし地獄の底で閻魔様にお会いした際に『ワ○カップ大関』を差し出されて
「これを飲まねば、貴様の舌をぶっこ抜いてしまうぞ」と言われたら、
「はぁ、わかりました。一気行かせて頂きます」と飲み干す位は出来る。
酒を飲む事は出来るし、美味しいとも感じられるのだが、問題はその後。
自分は摂取した量の多少に関わらず、すぐに眠くなってしまうのだ(涙)
たとえば飲み会の2時間中、後半1時間は座敷のすみっこでグゥグゥ寝ている事になる。
10代後半から20代前半位までは自分の体質が理解出来ておらず、
「ななか(仮名)!寝るなよっ!」と友人達に小突かれてもグゥグゥ眠り続けた。
しかも、そんなに寝ていたにも関わらず、
飲んだ翌日は具合が悪くて起きられなくなってしまうのだ(涙)
そしてアルコールの抜けない状態が最低3日は続く。
当然、仕事も必ずと云っていい程大きな失敗をする。
こんな『シアマイド(嫌酒剤)』いらずの自分の体質を認識した頃から、 お酒はキッパリ止めた。
お酒を飲まなくなってから、特に困る事は無かった。
飲み会でも最後まで起きていられる様になった。 (逆に周囲に接待しなければならない飲み会の時は、素面でいなければならなかった)
それに、飲み会の雰囲気に酔えるのか、 それとも周囲の人のアルコールを含んだ息を知らずに吸っているからなのか、 お酒を飲まなくても楽しく騒げる。
だが、やはり美味しそうにお酒を飲んで楽しく酩酊し、尚且つあまり乱れず、 翌日も元気に仕事をしている人を見ると羨ましいなと思う。
元々、お酒が嫌いな訳では無いのだ。 むしろ美味しいお酒やカクテルは好きだし、飲めれば飲みたいなぁと思っている。
話は変わるが、 同僚の『のんきな姉さん』S山さんに、「そんな訳でお酒を飲まない」自分の話をすると、
「飲まないでいられるなら飲まない方が良いですよ。 私、この前、飲み過ぎて電車で寝ちゃってる間にお財布盗られちゃったんですよ〜」
しかも彼女はお財布を盗られた事に気付かずタクシーに乗ってしまい、 降りる時にお財布が無い事に気付いたのだと云う。
「タクシーの運転手さんには怒鳴られるし、 ちゃんと降りていない内にドアを閉められちゃって、足はぶつけるし……」
“それは、災難だったね”と言うと、
「でもその後、道で泣いていたらラーメンの屋台の叔父さんが慰めてくれて、 ラーメンをおごってくれたんですヨvv」
予想外にハートウォーミングなエピソードで締め括られてしまった彼女の話を聴きながら、
やはりお酒とも上手に付き合える様になりたいなぁ……と少し思った。
付記
実はこの後、S山さんと二人で飲みに行ったのだが、
たった2杯しか飲んでいないにも関わらず、翌日彼女は会社を休んでしまった。
お酒と上手に付き合うのが不得手なのは、案外自分だけでは無いらしい(−−)
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