W杯が終了した。
優勝おめでとう!!ビバ・ブラジル!!!
ドイツも凄かったなぁ(^^)
……と書きながらも、
実は個人的に一番印象に残ったのは3位決定戦の韓国対トルコ戦なのだ。
燃える様な真紅の波が激しく躍動する観客席……
これはトルコチームは精神的に闘い辛いだろうなぁ……と思っていた矢先に、 トルコのハカン・シュキュル選手がキック・オフ早々に先制点を決めた。
韓国側もフリー・キックで1点を返すが、またすぐにトルコ側が2点ゴールを決めてしまった。
3対1の攻防戦が続く……
それでも韓国は諦めずに何度も何度も何度も攻撃に向かう。
(これはもうダメだ、トルコの勝ちだ)
時間的に言っても、もうトルコの勝利はほぼ確定している。
仮にここで1点決められたとしても、もう順位は変わらないのに……
何故、彼らは向かって行くんだろう?
……と、ブラウン管の前で観ていた自分がすっかり諦めてしまった頃、
何と後半48分目にソン・ジョングッ選手が1点ゴールを決めたのだ。
……凄い、
何て凄い執念だろう……
最後まで諦めない……って事は簡単に思えて、
実はとても難しくて、とても執念が要る事なんだと改めて熱く感じてしまった。
“ピーーーーッ!!”
試合終了のホイッスルが鳴ったのは、それから僅か数分後の事だった。
数々の試合の中で、印象に残ったプレイは沢山有るけれど、
(観ていた人の視点に依って、全く異なるけど)
自分はこの後半48分目にソン・ジョングッ選手が決めた1点が、 きっと忘れられないシーンになると思う。
『決勝点』では無いけれど、 「どんな事が有っても諦めない事」の大切さを感じさせてくれたからだ。
韓国の『赤い波』や日本の『青い波』に翻弄され続けた1ヶ月間だった様な気がする。 (優勝したのは『黄色い波』だったが)
W杯は世界中の各チームの中でも本当に実力の有る選手達だけが選ばれて、 全力で闘うのだから、試合内容も極上でむしろ当然なのかもしれない。
だからこそ、 今までサッカーに興味が無かった人達をも巻き込んで魅了したのでは無いか?と思う。
先日も書いたが、 漫画家のかわみなみさん(^^)が、
「サッカーに全く興味が無い人でも、 4年に一度のW杯の試合だけでも観てみて欲しい。 歴史的な名ゲームに必ず出会える筈だから」と書いていらした言葉が、 改めて実感出来た1ヶ月間だった(^^)
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