Monologue

2002年06月18日(火) 『声に出して読みたい日本語』

……はかなり良い本らしい(遅)

『恐るべき』(失礼(^^;))Y田課長は「僕は即購入した」そうだ。

そう云えばウチの母も「この本欲しいわぁ♪」と言っていたし、

明後日お給料が入ったら購入してみようかな?とチョット考える。


「昔の文章は季節感が感じられて良いんだよ」

Y田課長はしみじみと言う。

「今、夏の項をピックアップして読んでるんだけど、

百人一首の

『春過ぎて夏来にけらし白妙のころもほすてふ天の香具山』とか

枕草子の『夏は夜〜』の下りとか、

『夏が来れば思い出す、遥かな尾瀬、遠い空……』とか……」



あ、本当だ……

懐かしい記憶を頼りに呟いてみるだけでも、

夏の青空や白い入道雲……

ミンミンと鳴く蝉の声や小川のせせらぎ、

飛び違う蛍の燐光がすんなり脳裏に浮かぶ。


そうしている内に、ふと、ある俳句を思い出した。


『夏草や つはものどもが夢の跡』


呟きながら、

善戦した日本チームの選手達の顔や青いユニフォーム、歓声に沸くスタンドを想起する。


素敵な夢をありがとう……日本チーム。



この芭蕉の俳句が載っているかは不明だが(Y田課長に尋けなかったので)

やはり『声に出して読みたい日本語』を購入してみようと思った(^^)


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