Monologue

2002年04月26日(金) 『デジタル化』されたくないコトもある

最寄駅前(徒歩30秒)に新しい『駐輪場』が出来た(^^)

2階建て屋根付きvv
まだ出来たばかりなので、新しい匂い・・・打ち立てのコンクリート等の匂いがする。
(ウブな香り…?)


だからと云う訳では無いのだが、

『駐輪場』の契約が3月末日までだったので、3月30日の土曜日に、

急いで更新の手続きに行った。

(月〜土 AM9:00〜PM6:00までしか『更新』の受付をしてくれないのだ)



窓口のおじさんに、


「『更新』お願いします」と声を掛けると、


「では『身分証明書』を見せて下さい」と言われて、思わずハッとする。


しまった!!!

実は自分は『運転免許書』を持っていないのだ(><)


普段は『パスポート』や『保険証』を持ち歩いて『身分証明書』にしているのだが、
今は財布だけしか持っていない……不覚!!!


「『現住所』が記載されていれば何でも良いですよ。

要は『千葉市在住』だと言う事が『証明』出来れば良い訳ですから」


おじさんにそう言われてガサゴソと財布の中を探ってみるが、


『キャッシュ・カード』を始め、

某『薬局』や某『電気量販店』の『ポイント・カード』、通勤用『SUIKA』、歯科の『診察券』……

どの『カード』も名前と生年月日は記載されていても『住所』は無い(涙)


たま〜にやる土日バイトの『身分証明書』(写真付)も有ったが記載されていたのは、
バイト事務所の『住所』のみ(更に号泣)


(時と場合に依っては『これ』↑でも充分『身分証明書』になるのになぁ……)


『携帯電話代』や『電話代』の『領収証』等にも『住所』の記載は無い。



ああ、どうしよう〜(涙)

やはり、もう一度出直すしかないのか?めんどくせぇ!!!(←魂の叫び)


と、思いながら探し続けていたら、奇跡的に一枚だけ『住所』の記載されたカードが出て来た。


だが……


(う〜ん、でもこのカードじゃ『身分証明書』にならないだろうなぁ……)


少なくとも公的な証明には絶対無理!だと思われるその『カード』を提示した処、

「はい、良いですよ……手続きします」


おじさんはニッコリ微笑って言ってくれたので、チョット吃驚した。


その『カード』は、自分が趣味で通っているダンス教室の『メンバーズ・カード』だった。

そう云うと聞こえは良いが、単に『ダンス教室』の名前が明記された白地の紙に、

私の住所と名前が(お恥ずかしくも汚い自筆で)書き込まれているだけで、

写真すら貼られていない。


他の『キャッシュ・カード』等と比較しても、公的な場での効力は全くと云って無いし、
万が一落としても全く困らない類の『カード』だった。


(へぇ……これがねぇ……)


かなり意外だったが『千葉市』在住で有る事は証明出来たので、取り敢えずホッとした。


指定の用紙に必要事項を書き込むと、

おじさんは自転車に貼るステッカー(『平成15年3月末まで有効』)と、

スタンプを押した『証明書』を渡してくれた。


「この『証明書』は、持っててスゴ〜く役に立つ訳じゃ無いんだけど、

なるべく失くさないで下さいね」

「どうしてですか?」

理由を尋ねると、

「『ステッカー』が雨とかで破れちゃったり剥がれちゃったりしても、その『証明書』が有れば

すぐ代わりの『ステッカー』を渡してあげられるし、

来年の更新も、もっと簡単に済むからだよ。

『証明書』を失くした場合は『区役所』まで直接行って貰わないと『再発行』出来ないんだよ。」



そ、それは確かに、めんどくせぇ……(−−)


財布の中に入れて、絶対に失くさない様に注意しよう!と決意する。


「この事務所、コンピューターが無いからさ、

 『機械』が有れば、わざわざ『区役所』まで行かなくても済むんだけど……」


「あ、でもなるべく失くさない様に気を付けます」


そう答えながら、


まだ『機械』で簡単に『自分』が証明され

『アイディンテティ』が決定されてしまわずに済んでいる場所が残っている事に、

何と無くホッとした。



↑何て、カッコ付けてほざいているが、


万が一『区役所』に行かなければならない羽目に陥ったら、


「何で今時『機械』で゛シュッ!゛で済まないのよぉ!あ〜めんどくせぇ!!!」


必ずそう言って泣き喚くに違いないのだ、自分……(^^;)


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