今日は朝からイヤな一日だった。

こつこつ頑張って来た事の成果を、横からすっ・・・と何の努力もしていない人に掠め取られてしまった。
さりげなく・・・あたかもそれを『自分へのご褒美』みたいな顔をして。

『それ』は私に向けられた『花』だった筈なのに・・・


悪い事は何故か連鎖して起きる。

午前１０時からの『社外研修』が延長して、帰社出来たのは午後１時。
昼休みが終わってしまった。
今日は『郵便局』に行かなくちゃならなかったのに・・・と臍を噛みつつ、上司のＹ課長に、
「皆、昼ご飯食べていないので・・・ちょっとだけ休憩して来て良いですか？」
と進言して許可を取り、後輩の女の子達を食堂に行かせ、さあ自分も・・・と、思った時、
たまたま鳴った電話を取ったら,
・・・・・お客様からの『大クレーム』（涙）

「もう、そちらのシステムが何かメチャメチャで・・・・・」とメチャメチャに文句を言って
こっちが幾ら努めて冷静に説明しても、全く聴いてくれないので始末に終えない。

電話が終わったのは、１時間後。
本当はその電話は私では無く、先に食堂に行った子が取る筈の電話だった。


日付変更線・・・
イヤな一日、早く終わらないかな？
ますます自分がみじめになる。


昼食抜きのまま、交代で午後の『社外研修』に行った子の仕事を代行する。

それがまた・・・・・・・・・・

お客様のメールに添付された『注文書』が『白紙』だったり、
『注文番号』が記入されていなかったり、
確認の電話をしたら、
「担当者が席にいないので全く判りません・・・後でまた電話して下さい」

そっちが間違えたんだからそっちが電話してよ〜と思いながら、
再電話すると「まだ離席中です」との返事だった（涙）


日付変更線・・・
早く越えたい
重い気分を抱えたままで・・・


退社後、
『重い気分』を抱えたまま『ダンス』のレッスンに行った。


（今日は精神的にしんどいなぁ・・・サボっちゃおうかな？
　最近Ｉ先生のクラス、雰囲気良くないし・・・）

迷いながらも、サボると結局自分がますますヘタクソになるだけなので頑張って行く。

稽古場に入ると、

「おはようございま〜すｖｖ」

普段は挨拶もして来ない若いコ達が一斉に声を掛けて来て吃驚した。


日付変更線・・・
イヤな一日
早く終わってスッキリしたい


凹みながらも、取り敢えず踊る♪踊る♪
最近はコンスタントに稽古に行っているので、比較的ちゃんと踊れたので
（ヘタクソですが＾＾；）
ちょっとだけスッキリした。

稽古後、更衣室で着替えていると、私より少しだけ年上のＡさんがコソコソ・・・と話し掛けて来た。

「ねぇ最近、Ｉ先生のクラス、前より雰囲気悪くなったよね？」


日付変更線・・・
早く越えたい
悪いニュースはもう聴きたくない・・・


普段『愚痴』は言われてもなるべく言わない様にしようと心掛けているが、
やっぱり自分も人間だ。

「やっぱりそう思う？」

お互い瞳を合わせて肯く。


それは若いオンナノコ達二人の『稽古場』マナーが良くない所為なのだ。
（『オバチャン』みたいでスミマセン）

狭い更衣室で自分達の荷物だけ沢山広げて場所を取ったり、
やっぱり狭い『稽古場』では、
「人が多くて後ろが詰まっているから、もう少し前へ行って」と頼むと、
露骨にイヤな顔をする。
かと思うと、自分達が後ろに居る時は早く来て場所をキープして居た私達の所に
平気でグイグイと割り込んでくるのだ。

しかもその若いオンナノコ達二人を先生はとても気に入って可愛がっているから、

ますます肩身が狭い。


「あのコ達が来てからだよね？何だか雰囲気悪くなったの・・・」

「Ｉ先生の踊りは好きなんだけどなぁ」

「アタシも・・・教え方も上手いし」

「だけどねぇ・・・」

「うん」

「あ〜あ、あの子達、早く辞めないかな？」

「それより、他に良い先生探して、見つかったら此処辞めようよ」

帰りの電車に揺られながら溜まっていた『愚痴』を吐き出す。
吐き出せばスッキリすると解っているから・・・


「来週、どうする？ななかさん（仮名）」と尋ねられた。
「取り敢えず・・・１０回レッスン券買っちゃったから、しばらくは通うよ。Ａさんは？」

「どうしようかな・・・気分が重いんだよね。
以前はＩ先生のレッスンが有る火曜日は大好きだったのに・・・」

Ａさんは俯いたまま、寂しそうに呟いた。


やがて電車がＡさんの下車駅に着いた。

Ａさんは立ちあがり、ドアの前で振り返ると、

「じゃ、また来週ね」と言って微笑った。


なぁ〜んだ・・・結局来る気なんじゃないか（＾＾）
やっぱ、好きなんだね・・・と思いながら、


「うん、また来週・・・」

自分もそう言って、手を振った。


日付変更線・・・・

越える越えるよ

どうか明日はグッド・ニュースを・・・（切実）