昨夜、近所のS公園で納涼灯籠流しがあった。毎年この時期になると行われているお祭り(?)だ。いつもは終わった後に気づいたり、都合が悪くて行けなかったりしたのだが、今年はばっちり。公文の帰りに通りかかったので、そのまま家に帰ってすぐ浴衣に着替えて、再度出発。
ボート乗り場前のちょっとしたスペースで、一個500円で灯籠を売っている。そばには長テーブルが4〜5台ならんでいて、絵の具やカラーマジックが置かれている。もうすでに灯籠に絵を描く人、文字を書く人でごった返していたけれど、ノイノイも描きたい!というので、初チャレンジ。
亡くなった人の霊を慰め弔う行事なのだということは、ノイノイはうすうす知っていたのだろう、学童キャンプでスイカ割りをしたから、スイカを描いたんだよ。おじいちゃんとおばあちゃんに教えてあげるの、と言って切ってお皿に載ったスイカの絵。 ちょうど描いているときに花火が上がったので花火の絵も。もう一面はお花。 3面描いてできあがり。最後の1面は蓋だから描いちゃいけないの、と勝手に解釈。 係の人に渡すと、灯籠の中に小さな蝋燭をしたてて火を付け、川に流しておいてくれるのだ。
遅れてきたぷみぷみも描きたいー!と言ったがもう無地の灯籠は売り切れ。柄がすでに入った灯籠に文字を書いた。
写真で見えない面には、みんな健康に、とおじいちゃんおばあちゃん天国で楽しくくらして、と書いてあります。
灯籠を流してもらったあと、夜店で売っているかき氷やアイスクリームを食べ、場所をうつして、灯籠の見物だ。
そろそろ帰ろうよ、とノイノイを促すと、まだ見ている、といって帰ろうとしない。 小さくて見えない、ノイノイちゃんのどこにあるんだろう、とぶつぶつぶつ。 どうやら、このたーっくさんの小さい灯籠の中から自分が描いた灯籠を見つけたいらしいのだった。
きっとあの中にあるんだよね、と言っても、自分の目で確かめるまでは納得しないノイノイ。岸辺に座り込んでじっと見ているが、それらしいのは流れてこないし、大方の灯籠はずっと向こう側を流れているので、絵柄など見えようはずもない。
最後は半泣きになって、もう来年はノイノイちゃん灯籠なんて描かない!とすっかりご機嫌斜めになってしまったのだった。
天国のおじいちゃん(父方)おばあちゃん(母方)、見ていてくれてましたか?ノイノイのこの様子。ぷんぷんむくれて泣いている姿が、かわいいですよね。
来年もこれに懲りずまた描けるといいのにな、と思った母でした。
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