こちらの区では、子供が生まれると、お花の鉢植えか苗木をプレゼントしてくれる。毎年、春先に農協で開催されている植木市に、区から届いたハガキを持って行くと、いくつかの候補から苗木でも鉢でも好きなものを一つ選べるのだ。
ジュンコやユイマ、ぷみぷみのときは、家がアパートだったりマンションだったりで、苗木をもらったことはなかった。しかし、ノイノイが生まれる前に今の「小さな庭付き一戸建て(築25年・賃貸)」に引っ越したので、4人目にして初めて苗木をもらえる!そこで、張り切って赤ん坊のノイノイを連れて農協に行き、どれがいいか選ばせ(笑)、彼女が気に入ったと思われる「ビワの苗木」をもらって帰ってきた。もちろん、大家さんの許可を取って、庭の東側の角に大事に植えたのだった。
あれから早4年と数ヶ月。 桃栗3年柿8年、というが、ビワは実をならせるまでには10年以上かかると物の本で読んだことがある。ノイノイが16歳くらいになれば、実がなるかもねーと言っていた矢先。ユイマが、ノイノイのビワの木に実が1個なっているのを発見!!
すごーい!4年で実がなるなんて。でも本当にたった一個、あたかも、カラスや他の鳥たちに盗られないように、ちょっと見ただけではわからない場所に、ひっそりと、一つ、実がなっているのだった。良く見つけた!エライ!>ユイマ ノイノイは、ノイノイのビワがなった、ノイノイのビワがなった!と大はしゃぎ。
でも、残念ながら、アリさんたちがもうビワの実を見つけて入り込んでいる様子だったので、取って食べることはしなかった。でも、実がなっているのをながめるだけで、十分満足そうなノイノイ。記念に写真を撮って、いつでもノイノイが見られるようにしてあげた。
来年はいくつなるんだろう。最初になる実ってたいてい一つだけなんだろうか。不思議だね。 そんな話を家族でした。
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