ちまたでは2月14日はバレンタインデーと呼ばれ、女の子が意中の男の子にチョコをプレゼントすることによって愛を告白する日となっている。(笑)
一方。
我が家では、バレンタインデーは家族でチョコを食べる日である。
なぜなら、我が家の男の子、ユイマ君は、今までのところ全く女の子と縁がないからである。だから、主に私が、お父さんとユイマ君においし〜〜〜〜いチョコを買ってプレゼントする。それを家族みんなで食べるのだ。今年はお父さんのスケジュールの都合で、2日早く、12日の日曜日にこの儀式を終了していた。
ところが。
今日、塾から帰ってきたユイマが、なんと、チョコを持っているではないか!! 「うわ〜〜〜、良かったね〜〜〜!!はじめてじゃん、バレンタインに女の子からチョコもらったの〜〜!!」と喜ぶ母に、ユイマは「え!?違うよ。義理でしょ。」とクールにのたまい、更に「だって、塾の子全員にあげてたもん!」
ぎゃふん。
気を取り直して「ギ、ギリだって、いいじゃないの。もらえて!もしかしたら、ユイマが本命かもしれないし。」と言うも、ユイマは動かされず「ないない。義理だよ。そんなの、意味無いよ。」と至極冷静なのであった。
すでに思春期のとば口に立とうというのに、未だに女の子に興味のない、まるで孫悟空のようなユイマ君。だからこそ、真実の愛ではない「義理チョコ」には冷たいのか。もちろん、おいしいチョコをくれたことには感謝しているが、ただそれだけ。
ユイマに真実の愛がこもったチョコをくれる人はいつあらわれるのか。
そのときが楽しみなような、こわいような。。。。
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