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〜〜ぱるたの子育て日記〜〜



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■…2005年04月22日(金).......6年生の保護者会
日付が前後するが、19日火曜日は、ユイマ学年の保護者会であった。
幸い、ユイマの学年は4クラスとも担任が変わらず持ち上がりなので、先生も親もとても落ち着いた雰囲気である。

保護者会は前半が図書室で全体会。後半が各クラスに分かれての懇談会。

全体会では、小学校6年生という時期の特徴(心身の成長の話)、6年生の学習内容、6年生を迎えるに当たってもう一度確認したいこと、間近に迫った移動教室のことなどについて、4クラスの担任が入れ替わり立ち替わり説明してくれる。
特に、6年生という時期の特徴については、なかなか力の入ったお話だったと思うので記憶を頼りに記録しておこう。(この話の担当はユイマ担任Y先生だったし)

ここ十年ほどの間で言われていることだが、思春期に突入する時期が早まっている(特に女子)という現象がある。
少し前なら中学2〜3年生の女子が抱く悩みが、小学校5〜6年生の女子に顕著に見られるようになった。 内容は、友だち関係であったり、性的なものであったりする。だから、お母さんお父さんたちも、我が子にそういう面が見えたときも驚かないでほしい。つかず離れず子供の心に寄り添っていってほしい。何かあれば学校の方でも相談に乗っていきたい。
しかし一方で、この時期は個人差が非常に大きい時期でもあって、まだ思春期に入っていない子供ももちろんいるし(ユイマか?)、性的な関心も知識の面からも全く幼い子供もいる。その子にあった成長速度があるので、心配し過ぎる必要はない。でも概して女の子の成長が男の子に比べて非常に早い。

もう一つは、進路の問題。中学生ならばほぼ全員が高校進学を選択するので共通の話題を持つことができる。しかし小学校6年生の場合、中学に進学することは決まっているけれど、最近は公立も選択制になってきたり、中高一貫校への進学もある。また私学を目指して受験を選択する家庭もある。
一口に中学校への進学と言っても、その様相は様々なので、これだけは言っておきたい。どんな選択をするにせよ、そのことで劣等感を持つ必要もないし、まして優越感を感じることもない。どんな選択もそれぞれの家庭で考えた結果なのだからお互いに尊重しあっていきたい。
親子ともに、そのことは良くわかってもらいたい、というのであった。

というのも、以前Y先生が持った6年生で、こんなことがあったそうだ。
月曜日になると何となく暗い顔になっている子供がいた。そのうち、お友達に当たったりして、問題が表面化してしまった。その子の家庭では私学への受験を選択し子供には進学塾に通せていた。どうやら最近成績が頭打ちになっていて、日曜日に受けるテストの結果がいつも思わしくなく、それだけで暗くなってしまい、その気持ちを引きずったまま月曜を迎えていたらしい。

そんなまるで絵に描いたようなお話〜と感じないわけではなかったが、先生曰く。どんな選択も、親子で良く話し合って、子供が納得した形で選択してほしい。そして、どんな選択であっても、それに伴う困難や苦労や大変なことはある。でもそういうことは、厳しいようだが結局は自分が引き受けていかなくちゃいけないものである。だからこそ、親は子供をサポートしてほしいし、学校も、何かあったときは家庭と連携して子供をサポートしていきたい・・・

例にあがった八つ当たりしてしまったお子さんについては、親御さんとも良く話し合い(親はそこまで子供がテストの結果を気にしていたとは気づいていなかったそうな)、もう一度親子でも話し合ってもらって、クラスでも勿論話し合い(クラス全体の問題になってしまったのね。。。)、無事立ち直ったそうだ。しかし、Y先生はきっと苦労なさったのだろうな。お互いに尊重し合うことを大事にしたい、という強い思いが言葉の端々に感じられた。

もう6年生、でもまだ6年生、という言葉も何度も聞かれた。ユイマは精神年齢保育園児だが(笑)それでも、すべてが保育園児なのではなく、やっぱり大人びた部分もあれば、子供の部分もあって、まだまだアンバランス。子育てに関して、かなり力が抜けてしまっている私だが、それでも子供の様子に常に注意を払って、成長を見守っていきたいものだと改めて思ったのでもあった。




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