ぷみぷみは、お手紙を書くのが大好きである。私の誕生日の時も、noripの誕生日のときも、ハートやら星やらたくさん書き込んだいわゆる「女の子らしい」手紙をくれたものだ。 おばあちゃんとおじいちゃんの結婚50周年のお祝いのときも手紙を書いて食事会に持参した。 しかしその一方でとても恥ずかしがり屋なところがあり、その手紙を宴席上で読み上げることになったら、泣いて嫌がったのだった。本当は、家に帰ってからおばあちゃんとおじいちゃん*だけ*でこっそりと読んでほしかった、と後になって言っていたっけ。宛てた人以外に読まれるのはイヤだ、ということもあるらしい。
さて、昨日のこと。保育園でぷみぷみの担任を3年間つとめてくれたトモコ先生がこのほどめでたく結婚した、ということを、ノイノイが持ち帰った「園便り」で知ったぷみぷみ。結婚とか恋とか愛には超敏感なぷみぷみのこと、やっぱりトモコ先生の結婚にはとっても反応して、お祝いのメッセージを書くことにした。 (ま、私もけしかけたんだけれど。ぷみぷみちゃん、お手紙でも書いたら?先生喜ぶよ。ぷみぷみちゃんもお手紙書くの得意でしょ?ってね)
ウキウキと、張り切って手紙を書き始めたぷみぷみ。すっごく集中している。あんまり一生懸命書いているので、つい見たくなってしまって、ちょっとのぞいてみると、 「トモコ先生はかわいいからぜったいけっこんできるとおもっていました。」 という文章が目に飛び込んできた! 思わず、ぶっぶっと吹き出してしまったら、ぷみぷみ、びっくりして顔を上げるやいなや、いきなり、つっぷして泣いてしまった〜〜〜!!
「見ないでほしかったのに〜〜〜!!なんで見るの〜〜!!もう手紙書くのやだ〜〜!!あぁあぁあぁ〜〜!!」もう大泣き。
ぎゃ〜〜失敗した!!! 泣いちゃうと後が大変なんだ、この子は。
ごめん!私が悪かった!!あんまりぷみぷみが一生懸命書いているから、おかあさん、ついのぞいて見ちゃったんだよ。ごめんね!!私が悪かったよ〜〜
と、平謝りに謝るが、「もうやめた!!もうやだ!」と言ってテーブルを離れてしまった。ううう。
しばらくして、夕食時。私は、ぷみぷみがトモコ先生に結婚祝いの手紙を書いたという話をみんなにした。私がぷみぷみを褒めて話すので、ちょっと顔がゆるんできた。すかさず、どうやって渡す?ノイノイちゃんに頼んで持っていってもらう??と一生懸命ふくれっ面を維持しようとしているぷみぷみに話を振ると、さらに顔がゆるみ、自分で直に渡したい、と答えてくれた。 そこで、じゃぁ、学童を早退して、その手紙を仕上げて持っていくといいよ、お母さん学童の連絡帳に早退しますって書いてあげるよ、と言ってやると、すっかり機嫌がなおり、手紙を持っていく自分を想像して嬉しくなったのか、にこにこして目を輝かし始めた。
そして、今日、学童のお友達で保育園がおなじだったNちゃんにトモコ先生の結婚を知らせ、Nちゃんにも手紙を書かせ。(そこらへん似たもの同士のお友達Nちゃん。嗜好が似ているというか何というか) 学童を早退すると、手紙を仕上げ、無事保育園に行ってトモコ先生に会うこともでき、Nちゃんの手紙と自分の手紙を渡すこともできたそうだ。
保育園に行って手紙を渡すんだと思うと、学校にいるのになんだか朝からずーっとわくわくしちゃったんだ〜〜と夕食時にみんなに話すぷみぷみ。そして、どうしてわくわくするんだろうね、なんて言っている。 たぶん、楽しみにしていることを考えるとわくわくするんだよ、とお父さん。 良いことをしたね、と私。 うん!と満足するぷみぷみでした。
ところで、朝から「今日はぷみぷみちゃんが保育園に来る〜」とノイノイが大張り切りだったそうです。ぷみぷみは用を済ませると、ノイノイのクラスに行って、少し子供達と遊んで帰ったそうだ。保育のじゃまになりはしなかったか、心配ではあるが、先生方の、卒園児に対する寛大な取り扱いが、まことにありがたいことであった。
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