ユイマは科学好きである。というか、科学ネタ好きというのか。 彼は学研の雑誌「科学」を、確か小学校3年生からずっと定期購読している。最初の頃は、付録をお父さんと一緒に作って終わりだったようだが、最近は付録は自力で作るし、読み物の方も一応全部読んでいるようだ。その都度、自分の心の琴線に触れた話題、小ネタを私に教えてくれたりするし、ふとしたときに、私の知らないようなことを知っていて、なんでそんなこと知ってるの??と驚くと、案外「科学」から仕入れたネタだったりするのだ。
最近朝日新聞社から「かがくる」という小学生向けの科学雑誌が創刊された。週刊誌タイプの雑誌だが、50号まで発行される限定版。総監修者はあの小柴昌俊先生である。で、各号とも5つのコーナーに分かれて編集されていて、中は全部ページがはずれて2穴バインダーにとじることができる。50冊全部を5つのコーナー別にファイルすると、全5巻の子供科学百科ができるという仕掛けらしい。 科学ネタ好きのユイマがこの手の情報を逃すはずはない。買ってよ〜〜とねだられていたのだ。朝日新聞だから、我が家に新聞を配達してくれている営業所に電話すればすぐに届けてくれる。創刊2号が出たタイミングになってしまったが、やっと電話を入れて創刊号だけ持ってきてもらった。
大喜びで読み始めたユイマ君。記事に感心すると、いちいち私に話そうとするので、大変だ。こっちはちょうど夕方の忙しい時間帯だったので、落ちついて聞いてなんかいられない。「今私に話しかけても残念ながら忙しくてちゃんとお返事できません!」と言うと、今度はぷみぷみ相手に話しかけている。
ユイマ「あのねー、ぷみぷみ、アインシュタインっていう人はね、相対性理論っていうのを発明した人でね、相対性理論っていうのは、××××△▼△、だからね、つまり、こういうことなんだよ、○○××※※??★☆☆?!」
何度もつかえながらも一生懸命説明するのだが、科学に疎い(興味なし)ぷみぷみは、一言
「あー、わかんないから、いいや。」
ユイマ、がっくり。
さて、夕食を食べながら聞いてみたところによると、学研の科学と違って、かがくるは、「今」の科学技術の発達具合がよくわかるんだそうだ。つまり、科学について、今日的視点から書かれている記事が多く、ああ、科学ってこんなに発展しているんだ、とか、科学が技術としてこんな風に実用化されているんだ〜〜ということが分かるのだそうだ。 ふーん、ユイマ君はそう思うんだ〜〜と感心していると、「うん。だからちょっとこれからも読んでみたいな」ですって。「1年生の子にも、ちょっと難しいところもあるけど、読めるよ!」と。
でもなー。創刊号は240円だけど、次号以降は1冊490円。「科学」も買っているのに、さらに、月に2000円近くの出費、ちと高い気がするんですけど・・・
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