ノイノイと二人だけで近所のスーパーまで歩いてお買い物に出かけた。 2歳8カ月になって随分と長い距離、一人で歩けるようになったノイノイ。ついこの間までは、すぐに「だっこ〜」とせがまれたものだが、今は「だっこして〜」と言うには言うけど、もうちょっと歩こう、ほらがんばって!と励ますとそれなりに歩いてくれる。
小さい子供を連れて歩くって、とてもゆっくり。ふだん私の足なら10分とかからない距離も、優に20分はかかる。途中で道ばたのムシに気づいてしゃがみこんでみたり、よそのお宅の庭に着目してみたり、小さな道草が沢山。順調に歩いているときだってその歩みはとてもゆっくりだ。
こんなに気まぐれな小さな子供のペースに完全に合わせて、しかも私自身もそのスピードに身を任せてゆったりと一緒に歩いていられるこの時間って、何て贅沢なんだろうと思う。
帰り道、保育園の帰りにもいつも通るSさんのお宅を今日も通る。Sさんはお庭の手入れが大好きでいつもノイノイが保育園から帰る時間、庭先に出てなにやら作業をしておられる。毎日、自転車で通り過ぎるだけだけど、コンニチワ〜とノイノイが挨拶する。たまに歩いて帰ってきたときには、立ち話しながらノイノイにお花や木の実を見せてくれたりもする、とっても親切なおばさんだ。 今日は、Sさん、お庭になったブルーベリーとラズベリーを収穫したところに、ちょうどノイノイが通りかかったものだから、積んだばかりの実を全部ノイノイに下さった。ホントはミニトマトを上げる約束だったけど、ミニトマトはこの間収穫しちゃったのよ。ごめんね、と言いながら。
こういうご近所の方々の優しさに触れてノイノイはホントに幸せ者だ。
家に帰って早速ブルーベリーとラズベリーを洗って食べてみました。ほのかにあたたかくて、とってもおいしい実でした。
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