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〜〜ぱるたの子育て日記〜〜



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■…2004年05月22日(土).......父子の会話
将来の夢を書けと言われてまたまた悩んだユイマ君。またしても、テキトーなコトを書いてお茶を濁したらしいことが判明。賢い人になりたいとか頭のいい人になりたいとか適当に書いた、と本人談。

先日、将来の夢を書くという課題が出て、ブーたれていたユイマに、小学校5年で将来の夢が分かるヤツの方が少ないんじゃないの、なんていい加減なことを言っていたお父さん。休日の昼下がり、ユイマを呼んで、おもむろにお話を始める。

「ユイマ君は大きくなったらどんな人になるの。何をやる人になるの?」

ユイマは体をくねくねさせながら(これ、困ったときや照れてるときにやる仕草だ)「うーんわかんない。・・・普通の人!」などといい加減な答。お父さんは「普通の人なんていうのはいない。誰でも大人になれば何かになるし、何かをやるんだよ。」と答えている。

それから、この家では例えばジュンコは絵が好きで好きな道を目指しているし、お父さんは数学者だし、だからユイマも自分の好きなことを何か見つければいいんだ、というような話をしていた。そしたら、お母さんの会社がいい、なんて言い出すユイマ。お父さんは、お母さんの会社はユイマが大人になるときまであるかどうか分からないよ!と笑う。私もついそうだねぇと笑う。(ちなみに、こういう話のときにはほとんどお母さんは黙っています。パソコンをさわりながら、聞いているような聞いていないようなふうにそばにいるだけ。)でもユイマは、「いや、H社は何度でも再生するんだ!!H1、H2、H3って無限に続くんだ〜〜!!」としばらく再生話で盛り上がった後(ああ、お馬鹿)、本題にもどってきて、ユイマは自分が何が好きかわからないと言い、さらに、お父さんからは、何が好きかわからないだろうから、いろいろ本を読んだり勉強をしたりして、色々なことを知ればいいんだ、という話になっていった。(かなりかいつまんで書いてます。実際はあっちに行ったりこっちに飛んだりとすごく時間がかかってます。食べていたビスケットの袋の素材から、「ポリ」がつく物質の性質について、かなり延々と喋ってましたし(^_^;) ま、そういうことも勉強しないと分からないわけだ、な〜んてね。)

お父さんは、決して押しつけるでもなく、一人だけ一方的に話をするでもない。なんとなくとぎれとぎれだけど、ゆっくりと続く会話。ユイマの、思い切り横道にそれるバカ話も、ぽろっと出る数少ない本音的発言も良く聞いてくれるお父さんだ。

「いろんなことを知ると人生が楽しくなるんだよ。良い絵を見て良いなぁと思ったり、良い本を読んで良いと思ったり、そうすると楽しいでしょ。でも、良い絵が良いとわかることや、良い音楽が良いと分かること、良い本が良いとわかるためには、色々と勉強しないとわからないの。だから色々勉強しないと。ま、とりあえず宿題やってらっしゃい。そしたらまたお話しましょう。」

別に結論が出たわけでも何でもないのだけど、ユイマ君、バカ話にもつきあってもらい、何となく機嫌が良くなって2階に上がって宿題をやっていました。



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