お父さんとユイマは朝早くから山登りに行ってしまったので、残ったお母さん、ぷみぷみ、ノイノイの3人で、お母さんの実家まで「歩いて」出かけてみた。ちょうどミネストローネスープをおばあちゃんに届ける用もあったので。お父さん達が山歩きしてるんだから、ノイノイたちもたくさん歩こう!歩ける?とノイノイに聞くと「うん。ノイノイ絶対歩く!」と言うので片道3キロほどの行程を徒歩で出発。いつもは自転車でさぁーっと通るところも歩くと色々発見がある。途中S公園の中を通ると、石を拾ってみたり、トンネルにみえる太鼓橋を渡ったり。散歩をしている様々な犬にもお目にかかる。
約1時間、やっと実家にたどり着く。途中ノイノイがだっこ〜と甘えてきても「絶対歩くって約束したよね」と言うと、ノイノイ歩く!と気を取り直して歩いてくれた。えらい。
さて、ぷみぷみには、おばあちゃんはちょっと具合が悪いから今日は上がらずにすぐ帰るよ、と予告していたにもかかわらず、玄関で「ぷみぷみ、づかれだ〜〜〜やすみたい〜〜〜」と上がりたがる。調子が良くないのに玄関まで出てきてくれたおばあちゃんの様子を見れば、なるべく時間をとらずにすぐに帰ろう、という気持ちにはならないのか。ひたすら自分が疲れたことばかりしゃべって駄々をこねる素振りばかりしている。もちろん強引に、帰りますよ!と宣言して辞去したのだが。
帰り道、ぷみぷみに、「ぷみぷみはおばあちゃんの様子を見たか?」と聞いてみた。 「ぷみぷみが歩いて疲れたのは分かるけど、具合の悪いおばあちゃんの方がよっぽどつらいんだよ、どうしてそれが分からなかったの?」
言われて初めて気づいたようだ。自分がお見舞いも兼ねておばあちゃんの家に行ったのに、おばあちゃんの様子すら見ていなかったことを。
うちの子ども達は、少なくとも2番目までは、相手の雰囲気に敏感な子ども達だった。特に相手が病気などで具合が悪そうだと、自分の事よりも先に相手のことを心配するようなところがジュンコにもユイマにもある。ところがぷみぷみはそういうことがない。最初から相手にあまり関心が無いのか。それとも上二人が普通じゃないだけで小学校に上がる前のコドモとしては、それが普通なのか。私にはわからない。
でも、ぷみぷみにも、もう少し相手の様子を観察する目、そして相手を気遣う心を持って欲しいなぁ。
今日、ぷみぷみにそのことを言ったときは、さすがに黙り込んでしまい、何か考え込んでいる様子だった。 気づいたときに指摘する。その繰り返しでだんだんにできるようになるだろうか。
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