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〜〜ぱるたの子育て日記〜〜



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■…2004年01月16日(金).......お礼状考
先日、姪からお年玉のお礼を書いた手紙が届いた。小学校3年生の姪。丁寧な字で感謝の言葉が綴ってある。

私が子供の頃、親戚から何かをいただくと、必ずお礼状を書かされたものだ。書き方が悪いと書き直しをさせられたり、また、親から直しが入ったり。その訓練のお陰で大人になった今、敬語は一通り正しく使えるし、礼状などお茶の子さいさい。会社でよく礼状を書くが、全く苦労せずにすらすら書ける。

それはそれで親にはとても感謝しているのだが。
それでも、
私は自分の子供達に、必ずお礼状を書かせるようにはしつけてこなかった。

もちろん、書いて欲しいなぁと思う場合もある。以前、ジュンコが高校に合格したとき、社長が御祝いを下さった。予想外のことだったので、ジュンコもとても喜び「私お礼書く」と本人から言って書いたのだ。
そういうときはお礼状を書くことは本当に良いことだと思う。本人が感謝の気持ちを表したいと思って書くのだから。

でも、子供の頃の私は、礼状を書けと言われると、少なからず負担を感じたものだ。まずどうやって書けばいいかわからない。しかし書いては直され、練習しているうちに、こういうときはこういう言い回しで書けばいいんだ、という技術は身につき、そのうちすぐに書けるようになる。しかし、肝心の、自分が本当に喜んでいるか、相手に感謝しているのか、という部分で、いつも抵抗感が残ったのだ。多分感謝の気持ちは無かったわけではなかったのだろう。そこは私のことだ。きっとへそ曲がりで、人からそれを手紙にして表せ、と言われることがイヤだったのではないだろうか。

そんなひねた子供だった私は、今でも姪から手紙をもらったりすると、こんなこと書いてきて、ムリしなくていいのになぁ、と思い、すぐにそれを頭の中で訂正する。いや、もしかしたら、本当に姪っ子はこのお年玉が嬉しくて私に礼状を書いてきたのかも知れないじゃないか、少なくともそう思っていた方がお互いハッピーじゃないか、と。

でも言ってあげたい。おばちゃんがあげたくて勝手にあなたにお年玉をあげているんだから、礼状なんていらない。あなたの好きに使ってくれればいいよ、と。

そんな私だが、実家の母からユイマとぷみぷみに宛てたはがきがきたときは、返事を書いて欲しいと強く思った。母は療養中なので、母が元気になれそうなことは何でもやりたい。でも「お返事書いて!」と私が言ってしまうと強要したことになる。
筆まめなぷみぷみは、私が何も言わないのに「ぷみぷみ、お返事書く!」と自分から書き始めてくれた。嬉しい。問題はユイマだ。「おばあちゃん、元気になってほしいんだったら、やっぱりお返事書いた方が喜ぶんじゃないかな?できれば書いて欲しいな。書いてよ。」と言ってみる(最後は殆ど強制じゃないか(苦笑))。幸い、ぷみぷみが便箋1枚りっぱに(?)書き上げていたので、年長のユイマがしないわけにもいかない状況下、スライムの絵を描いていたユイマに、お父さんが、スライムの絵を描いてあげたら?おばあちゃん、知らないかも知れないじゃないか、と声をかけると、俄然やる気になったらしく、小さな紙に書き始めた。(ちっちゃい紙だよ、おい、と思う私だったが、そこはぐっとおさえて見ていると)裏に、ちゃんと手紙も書いている。(ほっ。良かった)

ぷみぷみのぶん(封筒入り)と一緒に自分の手紙も封筒に入れて、表書きもユイマが書いてくれた。明日、出しに行こうね。



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