良い子 ワルい子 かわいい子
〜〜ぱるたの子育て日記〜〜



← BACK NEXT →   初日から日付順に読む  最新  目次と登場人物紹介  BBS

■…2003年12月30日(火).......モーツァルト
ぷみぷみが冬休みにはいる前にピアノの先生とした約束がノートに書いてあった。

「まいにちぴやのをひきます」

今まで少々私が甘くしていたので、練習もサボリ気味だったが、この冬休みは頑張るぞ!と思って毎日「ピアノの練習は?」と声をかけてきた。しかしその成果はあまり芳しくなく、たいてい「え〜ピアノ〜やだ〜ピアノやめたい〜」なんて答えが返って来る。

でももう少しやらないと、ピアノの楽しさ、楽器を弾く楽しさや音楽の楽しさが分からないだろうと思い、心を鬼にして(ウソ)練習しなさい!と言い渡す。

しかし、いやいややるのでどうしても練習に身が入らない。

一昨日そんな姿を見かねて、お父さんが登場。ぷみぷみに「ピアノを習っている子は大体一度や二度はやめたい〜って言ってると思うよ。だけど、何とかかんとか言ってやめずにいると弾けるようになるんだよ。」と言う。ぷみぷみはちょっと意外そうな顔をして聞いていた。自分と同じくだれもがやめたいと思いながらもピアノを続けているのか、と思ったのかな?
そして、「じゃぁぷみぷみに、ピアノを聞かせてあげましょう。」と言ってモーツァルトのきらきら星が入っているCDを持ってきてかけてやった。さすがにプロの演奏は素晴らしい。きらきら星は変奏曲なのでしばらく聞いているとどんどん曲が複雑になってさらに美しい。ぷみぷみ、しばらく聞いていて、何を思ったか、ヘッドフォーン(我が家のエレピアノはまだ故障中。ヘッドフォーンを使わないと音が聞こえない)を自分からつけてピアノに向かい始めた。しかも、いつもは途中でうまくいかなくて、止まったりするのに、何となくすらすら弾けている様子。

これってモーツァルトの威力?

そして、今日もまたピアノの練習しなさい、と私に言われて「え〜?!」といやそうにしているので、別のモーツァルトのピアノをかける。すると、なんだかやる気が出てきてまたもやピアノの練習を始め、更に、ピアノが終わると公文まで自分から出してやり始めた。

和牛だってモーツァルトを聴かせると美味しくなるのだ。人間がモーツァルトを聴いてやる気が出ても全く不思議ではないのかも・・・!?

恐るべし、モーツァルト。

しかし、ジュンコが小さいときはしょっちゅうCDをかけていたのに。バッハやモーツァルト、スカルラッティ、新しいところではドビュッシー、ショパン、バルトークなど、良質な音楽を沢山。特にピアノが好きでピアノ曲はかなり聴かせた(というか、私たち親が聴いていたのだ)。それが今や全然かけなくなってしまって・・・。
いけないね、テレビばかりつけていては。音楽をかけている方がずっと心が落ち着くということが久しぶりにモーツァルトを聴いてよーく分かった。



BACK NEXT 初日から日付順 最新 目次と人物紹介 BBS
ご意見ご感想などいただけると喜びます。
BBSでもお待ちしています



ぱるた