卒制を無事完成、提出以来、ジュンコは自分で朝早く起きて自分で弁当を詰めて学校に行っている(自分からそう宣言した!)。いつまで続くかな〜なんてお父さんと賭けなんかしながら見ていたのだが、今朝ついに寝坊!そりゃそうだ。昨夜午前3時半ごろまで部屋をがたがた片づけしていたのだから。おかげでジュンコの部屋は見違えるほどキレイになったけれど、うるさくて夜中目が覚めたほど。
で、今朝はご飯をたいておいたので、私が代わりに弁当を用意しつつ、ジュンコを起こしに行き「やっぱりお父さんの勝ちだな。いつまで続くか賭けしてたんだけどさー。アタシは来週月曜くらいまで、って言って、お父さんは、ジュンコは3日もいかない2日ボウズだから金曜日にはもうだめだと思うね!って言ってたんだよね〜。お父さんの当たりだったね!」 すると、ジュンコ、やおら「何でそういうこと言うのよ〜!!キーッ!!」と激怒。私は内心おろおろしたが、負けじと「だって、あなたは信用が無いんだから!今までが今までですからね!昨夜だってあれだけ早く寝なさい、明日はちゃんと起きなさい!って言ったのに、起きて来ないじゃないの!!」と言い返したら「▼○×△■×%☆!!!」と何言ってるんだか分からないけどとにかく怒っている。「そんな風に言うのなら弁当はもう詰めないから!自分でやればいいでしょ!」と言い捨てて下におりた私。
けれど、今日も風邪で学校を休むユイマにも弁当を作っているので、ええい、面倒だ、ジュンコのも詰めてしまえ!と詰めかけだったジュンコの弁当も完成させてしまった。
その後、ものすご〜〜〜く不機嫌な顔をしたジュンコが下に下りてきた。できあがっている弁当を一瞥し、顔を洗ったと思ったらまた2階に上がってしまって、しばらく下りてこない。
きっとどうしようか考えていたのね。
私は出かける時間になったので、チビども二人をせき立てて出かける支度をしている間に、また下りてきたジュンコ。気付くとなぜか弁当を開いてむしゃむしゃ食べているではないか!!
「何で今弁当食べてるのよ〜!!」とびっくりして叫ぶとジュンコ一言
「弁当はアタシが詰める」
「だって今食べちゃったらおかずがもう無いよ!せっかく詰めてやったのに意地張ってんじゃないわよ!」と私も容赦ない言葉を発する。
「ご飯だけ持ってく」ジュンコも強硬だ。
私も時間が無い。「勝手にしろ!馬鹿者め!」と最後は捨てぜりふを吐いて家を出た。
しかし、会社に来て時間が経てば経つほど、遅刻になるのも構わず意地になって弁当を食ってるジュンコの姿が目に浮かび、なんだかおかしくなってしまった。 捨てる訳にもいかず、かといって持っていく訳にもいかない。できあがってしまった弁当をどうするか。ここは食うしかない!という結論だったのだな、きっと(笑) 食べ物を粗末にすることを厳しく禁じられてきたジュンコだ。さすがに親のしつけが行き届いている。 なかなかいい子じゃないか。
きっとなんでも自分でやろうとしてるんだな。ノイちゃん@2才の「ジブンデ!」の18才版。
母親父親の庇護のもとから自立していくために、意地も張ろうというものだ。
・・・・がんばれよ、18才。
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