家の近くの神仏具店の前に大きな仁王様の像が立っている。ノイノイはこの仁王様が恐くて仕方ない。 保育園のお散歩で行っても「コワイ〜」と半ベソ状態だそうだ。
でも、仁王様はみんなのことを守ってくれているんだよ、恐い悪魔をやっつけるためにあんなに恐い顔をしてるんだよ、と説明すると少しほっとした顔になる。 でも恐いことにはかわりない。
だから、ノイノイがお母さんの言うことを聞かず悪さが過ぎたら「仁王様の所に行こうか?!」と一声かければたちまちやめてくれるのだ。
でも土曜日皮膚科に行ったときに長いこと待たされて(飽きちゃって仕方が無いと言えば仕方がないのだが)すごくうるさく騒いだので、帰り道に仁王様のところに寄ることにした。
自転車から降ろして抱き上げ、「さ、ノイノイがいい子かどうか見てもらおう!」と言って、仁王様の顔になるべく近づけるようにしてノイノイを高くかかげると、びえ〜〜〜!と大泣き!! 「ほら、仁王様、何て言ってるかな?悪さしちゃだめだぞ〜って言ってる?もう悪さしないよね?」 「しない、しない!」
もう一度、仁王様はノイノイを守ってくれてることを説明して、安心させてから家路についたのであった。
それにしても、あの悪ガキを黙らせる仁王様の威力、すごいぞ。
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