昨日は夜も快晴。満を持してお父さんは天体望遠鏡をセットし、ユイマ君は火星、月など観測した。
月は思ったよりずっと明るく、クレーターがところどころ絵のように見える。火星は丸くて模様がある天体だったそうだ。
かなり興奮して、ぷみぷみなどとも取り合いになりながら望遠鏡を覗いていた。が「じゃ、今晩はこれくらいにしよう」とお父さんが宣言して望遠鏡を片づけ始めると、それまで元気だったユイマ君が急に、「ボクなんだか暗い気持ちになってきた。」と言うなり、布団に横になってしまったのだ。 星を見て暗くなるとは。
広大な宇宙の一端に触れて、我が身のはかなさを知った、お父さんの言葉で言えば、もののあはれに思いを馳せてしまった・・・そんなところであろうか。
そう考えると、ユイマ君らしい反応ではある。
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