明日からの旅行のためにジュンコが昔はいていたゴム草履を取り出して、ぷみぷみにはかせてみた。オレンジ色に、色とりどりのはなおがついた、なかなかお洒落な草履だと思うのだが、ぷみぷみは気に入らない。朝一番で眠かったことも手伝って「ぷみぷみのお気に入りじゃないからやだ〜(/_;)」とだだをこねる。
せっかくかわいいのに、似合ってるよ、などと何とか気に入るように取りなすが、ダメ。仕舞いにはこちらもイヤになって放っておくことにした。ぷみぷみはもうベソをかいている。でも仕方ない。朝ご飯の支度をあわただしくしていると、なにやら小さな紙切れを持ってきた。「一人で読んでね」と。 開いてみると、そこには、
「おかあさんあのさんたるがまんしてはくよ!」
と、とっても丁寧な字で書いてあった。
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