振付師―箕輪、ふたたび

さて、突然ですが、今度振付をすることになりました。
しかも、クレモンではなく、劇団◇気球計画さんで。

僕が今まで振付を担当したのは、3回。
2回が大学の演劇部で、1回がクレモンの『ひまわり』でした。
と言っても、大学の演劇部での1回(初めての振付だったんですが・・・)は、お蔵入りになりました。
別にダンスがマズかった訳じゃないですよ。
のっぴきならない事情で、公演自体が延期になってしまったんです。

これまでのクレモン公演は毎回ダンスがありました(これからもそれは変わらないと思います)が、『ひまわり』以外は全てYUUさんが担当してくれました。
でも、『ひまわり』の時だけはYUUさんが参加できなかったので、僕が担当しました。
その時はシリアスな振りでしたが、今回はかなりコミカルな振りになりそうです。

なぜ担当することになったかと言えば、「嘘から出た誠」です。
半分冗談で「やろうか?」と言ったら、「じゃあ、やって」ということに・・・。
人生って、そんなもんよねえ。
でも、最近特にダンスに対する興味が強くなって来ているので、とても楽しみです。
3月いっぱいでENBUゼミも終わるので、4月からはまたダンスのレッスンに通おうかなと思っています。
日舞もまた再開しようかな?
この世の中に存在する踊りの中で、日舞が一番僕に合っているような気がするんです。
ビジュアル的にも(笑)。
日舞を見たことがない人は、誤解している人も多いと思いますが、決してゆるやかな踊りばかりではないんです。
結構激しい振りもあるんですよ。
アクロバティックなやつとか。
まあ、流派にもよるかもしれませんが。

よく台本って誰にでも書けるって言いますよね。
僕もそう思います。
会話ですからね。
会話したことがある人なら、自分がこの人の立場だったらどう話すかとか、どう行動するかと考えていけば、書けると思います。
言ってしまえば、「一人エチュード」ですよね。
まあ、面白いか面白くないかとか、多くの人が共感できるものが書けるかというのは、また別の問題だと思いますが。
センスっていうのもありますしね。
でも、センスっていうのは続けて行けば、磨かれるものだと思います。

僕は、振付も誰にでもできると思うんです。
動くことができる人なら。
例えダンスをやったことがない人でも、日常の動きの中にヒントはたくさんありますから。
ヒントどころか、日常やっている動きそのままでも、それを曲にのせたら、もうダンスですよね。
あとは、曲や表現したいことに合わせて、動きを選択すればいいんです。
まあ、ダンスを習ったことがあるに越したことはないですけどね。
そして、それを人に見せるならば、やはり見る人のことを忘れてはいけないですしね。

ってな感じで、4回目の振付にのぞみます。
見る人のことを忘れてはいけませんが、まずは自分が楽しみたいと思います。
だって、自分がやってて楽しくないことは、人が見ても楽しくないですからね。
2005年03月11日(金)

箕輪達昭な日々 / みの

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