『ネット心中』に感動!

いよいよ昨日から、テアトル新宿で行われている「ドロップシネマパーティー2005」において、僕達のクラス作品の上映が始まりました。
昨日は、僕が出演した『Fu−ku−da』も上映されました。
映画館で上映されるとは夢にも思わずに遊び感覚で撮った「○○えもん」のパロディーです。
結構笑いが起こっていて、びっくりしました。
でも、もう1人の出演者―福田君の知り合いが多かったからだ、という噂もあります・・・。

そして今日は、『プチ☆ホリ』と『ネット心中 パオパオの箱舟』が上映されました。
『プチ☆ホリ』は、ちょっと反省もありますね。
フィギュアおたくのアキバ系の役だったんですが、いまいち殻が破れなかったと言いましょうか・・・。
監督は「それでいいよ」と言ってくれたんですが、もっとキャラクターを作って、「変な奴だけど、いるかも」みたいな感じにしたかったなあ、と。
まあ、あとの祭りです。
この経験をこれからに生かしたいと思います。
どんなに経験を積んでも、日々勉強でございます。

そして、『ネット心中 パオパオの箱舟』。
これねえ、よかったんですよ。
感動してしまいました。
はい、自画自賛です。
でも、観に来てくれた友達や家族も誉めてくれました。
何がいいって、やっぱりストーリーがいいんですよ。
まず、観る人に優しい。
つまりは、わかりやすいってことです。
これって重要だと思うんですよ。
混沌とした複雑な話も好きですが、何を伝えたいのかがわからなかったら、やっぱりダメですよね。
その点、『ネット心中』は、何を伝えたいのか、何がやりたいのかがすごく明確で、多くの人が共感できるものを持っていると思います。
また、ラストがいいんですよ。
ただのちょっといい話では終わらない感じが。
1年間指導して下さった篠原哲雄監督の昨年の作品に『深呼吸の必要』という映画があるんですが、それを観た人が「それのダークバージョンって感じがした」と言っていて、なるほどねと思いました。
見ず知らずの人達が何らかの目的で集まって、それぞれが何らかの不安や悩みを抱えていて、何かが解決した訳ではないけれど、その人達と過ごすことで自分の中の何かが変わった、という感じが共通しているな、と。
別に監督の寺田さんは、その映画を意識した訳ではないと思いますが。
と、ずっと誉めっぱなしですが、自分の演技についてはもちろん反省もあります。
授業で編集途中のものを観た時に「なんであそこの演技をああいう風にしたの?」と言われて、人知れずヘコんだりもしました。
でも、あの時点でできる精一杯のことはしたと自信を持って言えます。
なので、反省はしても後悔はありません。
だから、未熟なところはありますが、この作品をたくさんの人に観てもらいたい。
そう思える作品に出会えただけで、この1年間ENBUゼミに通った意味があったなと思っています。

まあ、本当の勝負はこれからですけどね。
2005年03月25日(金)

箕輪達昭な日々 / みの

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