日本神話の - 2007年03月07日(水) この頃ご本を買うと、 すぐ読むかしばらく寝かせるかの2パターンに分かれます。 ちょっと前までは更に「読まずに手放す」という 沈黙を招いてしまいそうな選択肢もあったんですが、 それはなりを潜めているので……。 というわけで、しばらく寝かせていた中にあった本で ふと気になった『精霊の守り人』というご本を本日読み終えました。 読み出したらかなり面白くて、 すいすいとページ繰ってましたね。 元々、荻原規子さんの勾玉シリーズや たつみや章さんの月神シリーズなんかが好きだったので、 同系統のテイストなこちらのご本は好物の部類に入ったようです。 また、最近出た軽装版を買っていたのですが、 (軽装版が出たから買ったとも言う) こちらが少々大人向けに仮名→漢字に表記をいじっているそうなので、 その分読みやすくもあったかと思います。 出てくるキャラも基本的に「好みー♪」な感じで嬉しかったです。 主役の片割れである女用心棒のバルサは文句なしですし、 シャーマンのばあちゃんの性格の悪さ(笑)は間違いなく痛快です。 男性陣もなかなか私好みの誂えで御座いました。 シリーズで続きがたくさん出ているので、 この先も読んでみようと思います。 タイトルからするとシェアードワールド系というか、 同世界の別キャラが主人公なのかな、という感じですが はてさてどうなんでしょうか。 こうしてみると、私もやっぱり日本人、というか 日本神話に惹かれるのだなぁと思います。 古事記は原典読もうとすると躓くけど(汗) 私が中学時代にアニメに突っ込んでいったのは ブルーシードが切っ掛けでしたし。 あれも日本神話をモチーフに使ってるんですよね。 (紅葉のぱんつじゃないですよ!(笑)) 私の周りじゃ酷評されまくってましたが(苦笑) 最終話なんか大好きだったんですが、 「あんなの歌ってるだけじゃん」とか言われたしー。 むしろ、あの歌すごい良かったんです私的に。 ……というのは置いておいて。 戦争のおかげで、日本神話が置き去りにされた現代。 さみしいことだと思います。 神話って、人のルーツの発端だと思うんですよ。 確か荻原女史もエッセイでそんなこと書いてたと思うけど。 風土、歴史、生活、えとせとら。 全部寄り集まった原点にして原典。 神話には思想のすべてが反映すると思うから、 それを忘れてしまうと、とてもとてもひとは弱くなるんじゃないかな。 ひとつの精神的拠り所だから。 ヒトが生まれるときには、 最初の最初の細胞分裂から進化するのと同じように、 こころもいちばん最初のゼロポイントが無いと不安じゃないかな。 「じゃあ神話を持たない民族はどうなのよ」と突っ込みもありそうですが、 彼らは彼らで別の神話に類するものを持つのでしょう。 もしくは全く精神の建築構造が違うか。 現代の日本人は、西洋文化に影響されすぎて自身を見失っただとか、 昔の精神性や慎み深さといったものを忘れてしまったとか言われますが、 神話を置き忘れたことも何か関係してないかな……とか 思ったりするわけです。 生活のお手本を過去の歴史ではなく、 諸外国に求めたわけだから。 別に、天皇万歳をもいちど、とか言ってるわけじゃないのです。 日本神話は確かに、 天皇家に神聖性を持たせるために 今のかたちに作られた部分もあるのでしょうが、 かといって意義はそれだけではないと思うのです。 ……もいちど、古事記にアタックしてみようかな。 そんな風に思ってみたりする、2007年の春の初めです。 余談。 風景の中に、白木蓮の花が溶け込む季節がやってきましたね。 白木蓮はやっぱり綺麗で好き。 桜(染井吉野)のような華やかさこそ持っていないけれど、 私の理想とする存在感は白木蓮のたたずまいが近いのだと思います。 ...
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