Comes Tomorrow
ナウシカ



 さよならは別れの言葉じゃなくて

さよならは
別れの言葉じゃなくて
再び逢うまでの遠い約束

そんな昔よく聴いた歌がふと浮かんで、今夜は涙が溢れてくる…
ちょうど15年前、ネパールの友人を縁にして知り合った友人が亡くなりました。
まだ40を少し過ぎたところ。
今月4日、病院で急変し亡くなったと、共通の友人の電話で知りました。

先月だったか、体調が悪くて入院していると聞いて、お見舞いに行こうと思ったのだけど、先にお見舞いに行っていた友人の話によると、今はかなりしんどい状態だからGW明けにしてほしいとのことでした。

そんなに頻繁に会ったり連絡取ったりする仲ではなかったけど、心のどこかで、いつも気にかけてる大切な友人の1人でした。
彼の人懐っこい優しい笑顔は、何年も会ってなくても容易に思い出せるぐらい印象的で、話せばいつも面白いジョークで笑わせてくれて、自分のことは何も語らなくても、彼の何かを秘めた芯の強さというものをいつも感じて、ああ〜私も頑張ろうと自然に思える人でした。
ほんと不思議な感じのする人でしたね。

”今はしんどいからGW明けにしてほしい”という彼の要望…
私には悩んでることとか、辛いってこととか、全然話してくれたことも見せてくれたこともない彼。
いつも元気に明るく笑ってて、ちょっとした苦労話は全部ジョークにしちゃって、見た目の少年ぽさとは裏腹に男らしくて…

私は彼の気持ちを察して、お見舞いには行かないことにしていました。
もっと元気な時に会っていろいろ話したかったと思ってはみたけれど、彼のことだから、また全部ジョークにしちゃって笑い話で閉めるんだろうと思うと、このまま送り出してあげて良かったかなとも思います。

それでも、やっぱり涙は溢れてくるのだけど…


2006年05月09日(火)
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