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■ 「育ち治し」の出来る社会
『時計の針の巻き戻し』というblogにコメントつけたものを、そのまま載せますね。
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う〜む、なるほどと思えるお話でした。
私は子供が内心は好きでしたけど、実際は苦手でした。 どう接していいか、わからなかったからです。 無邪気な子供時代を、自分が持てなかったからかもしれません。
それが看護学校に入学して、教務の先生に紹介された就職先が小児科だったから、苦手とか言ってられなくなりました。 無理して先輩たちの真似をして、子供をあやしたり、なだめたり、ほんと大根役者並みのぎこちなさだったと思います。
それに学校の実習では、公立の保育所にも実習に行きました。 目的は、健康な子供を知るため?であり、ただ子供たちと遊ぶだけでいい実習でした。 これが意外と楽しかったんです♪
私は他の子みたいに保育士っぽく振舞えなかったけど、普通に子供たちの傍にいて、言われるままに、されるがままに一緒に遊んで、ほんとに子供に戻れました。 取り戻したという感じですかね、正に!
また不思議なことに、私に懐いてくる子は現役のベテラン保育士にも、なかなか懐かないような人見知りの激しい子ばかりでした。 私はそんなのは全然わからないんだけど、保育士の先生たちはものすごく驚いてて『あなたスゴイわね!見て見て、あの子、自分から手をつなぎに行ってるよ、笑ってるよ!』と大騒ぎしてました。
私は何もテクニックを使ってないんですが、たぶん私も人見知りの激しい方だから、波長というのか、それがピタっと合ったんだろうなと思います。 本当に良い経験になりましたね。
そこでの経験が、それからの私の人生を変えたと言っても過言じゃないかも? 子供が好きになったし、苦手じゃなくなったし、自分が子供の親になるというのも、少しだけ不安が減りましたし。
でも子供を生んで、少しだけ変わったことがあります。 他のお母さんたちに聞くと、だいたいは『自分の子供を生んで、他の子供も可愛く思えるようになった、子供が好きになった』と言ってたのに対し、私はその逆で『他の子供は、前ほど可愛く思えなくなった、自分の子供がやはり誰よりも可愛い、愛しいと思うようになった』こと。 親のエゴを身をもって知りました。 これはこれで、今後の課題ですわ。
2006年02月14日(火)
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