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■ 失うものが何もない強さ
失うものが何もない強さっていうのは、本当にすごい力を発揮できると思う。 だけど守るものがある時、強さより弱さが出てしまったりするんじゃないかな?
何かを得た後、何かを成し遂げた後、目標や自分なりの幸福に辿り着けた後、それからが人間としての真価が問われるというか… 一度得たものを手放す勇気? 大切なものを何が何でも守り通す勇気? どちらも大事なことかもしれない。
マイナスから出発して、そしてプラスになって、それはそれで嬉しい。 だけど、今度は積み重ねるプラスが苦しい。 マイナスから0へのカウントは苦しくても楽しい。 だけど、プラスに転じて、それからのプラスのカウントは余裕があるようでいて、やはり苦しいものだよね。
プラスでいても、カウントが減ると途端に不安になる。 マイナスからの出発だったのに、プラスでいても減ることの恐怖、不安… これって本当に幸福なことなのか?
でも人には向上心は必要だし、どこに心を置くのか?ということだと思う。 目的達成の後、実はそれは手段であったと気づくべきなんじゃないかな? 方便の目的と言うべきか? 実は実は、その目的は手段であって、目指すべき目的は別のところにあった…として、その得難き目的を携えて、次なる世界へ。
マイナスの世界を知り尽くし、そしてプラスの世界に到達したら、今度はまた違った自分、成長した自分として、マイナスの世界を覗いてみてもいいかもしれない。 本当の自分という人間が試されるかもしれない。
守るものがあるってことは強みにもなるかもしれないけど、それが自分の最大の弱みになるってことも認識した方がいいかもしれない。 その覚悟と勇気で進んでいけたら、マイナスだろうとプラスだろうと、自分というものが揺るがないほど強くなれるんじゃないかなと思う。 それはそれで茨の道かな?
人生に言い訳なんて、いくらでもできる。 だけどだけど、それはあなたの望んだ道ですか? 手にした喜びは、本当にあなたの欲しかったものですか? …と観念的なことを言っていても仕方ないか。
死に際に、全てを失っていても幸福だったと思えたら、それは大勝利の姿なんじゃないだろうか? それを探しに、また自分探しの旅に出ますか!
2005年12月26日(月)
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