蛍桜

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夢は夢で夢なのに

近くにいるのに私からは姿が見えない
私の声は届くのにあなたの声が聞こえない
機械を通して返事をくれるけれど
虚しさだけが残る

部屋には複製された3人の人が台所にいる
みんな私を見えているのか分からない
でも呼びかけると、みんなそれぞれのタイミングで
「なぁに?」とか「どした?」とか言ってくる
中身は一緒なのに

本物は透明になって私の周りを纏っているのだろう

でもぬくもりを感じることができなくて
姿を確認することもできなくて悲しい

複製された3人にココロがないようでもっと悲しい

確かに想ってくれているのに語り合えなく
姿さえ見えなく
言葉を交わすことが出来ても
それは機械の中で活字として残るだけ

家は湖に囲まれて橋が架かっていて寂しげで

私以外にも何人かが訪れるけれど
そこに何の意味があるのかは見出せない




そんな夢だった
きっと何もないよ、と言いたいに違いない



2006年07月12日(水)

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