蛍桜

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「影しか見えない」
影で、あいつって、こんなんだよねって言われて
相槌しか打てないで、ずっと話を聞いていると
どこかで、自分も、その人のことが嫌いになって
同じように「あいつって」って言いたくなることがある
いつかは本当に、相槌を打って、本気で誰かを非難して

だけど、そういうのって本人の前に出て普通に話していると
忘れて、楽しくなって、どうでもよくなって
時々ふと思い出して、考えていくと、嫌になってくるけれど
それでも、一人の人間は悪いところばかりじゃない
話している時に、ふと悪いところが見えたとしても
それは、それほど何も感じないことが多いけれど
後々考えてみると、後々言われてみると、ああそうだなって
納得してその人の悪いところばかりを述べて
その塊に見える そして、その時だけ嫌いになっていく
先入観っていうのはあると思うし、誰でも悪いところはあるし
それを述べるか述べないかって言われたら
やっぱり述べてしまうわけで、どこかで愚痴がこぼれる

「あの子って空気読めないよね」って話を振られたら
「そうかなぁ」って答えるけれど、「そうだよ」って言われたら
ああ、そうなんだって思ってしまう いや、そうなんだろう

たくさんの人たちが、さまざまな視点から一人の人を見る
正面から見たら、裏が見えない 裏から見たら正面が見えない
だから、人々は会話を交わす その人に対して話す
すべてをあわせて、たとえそれが批判的な内容だったとしても
すべてをあわせて、私たちの中の「一人の人」が出来上がる
それが、陰口になっても、情報交換として割り切ればいい
自分自身の罪悪感を省く為に、そういう考えもあるだろう
けど、もし自分の陰口をどこかで聞いてしまったら
「情報交換なんだなぁ」って済ませれるわけがない
そんな矛盾 所詮、みんな自分が可愛いんだよ
陰口を聞いたら傷つくし、陰口を言ったら罪悪感感じる
それでも、誰かが頷いてくれれば
「自分と同じ気持ちの人がいたんだ」って安心できる

私は、陰口を言い合う相手がいないから、最近言った記憶がない
「あの人は嫌いだ」という意思表示はしたことはあるかな
他の人間に、あまり興味を持たないようにしてきた
めんどくさくて ちょうど夏休みだったし?いいかなぁって
どこか距離を置いていれば、誰かの悪口を言い合う必要もない
私は、自分が見た誰かを、そのまま「一人の人」にする
周りの意見を合わせて、パズルを組み立てない
自分が見たその人だけを信じるんだって
そういえるようになったらいいなって思う
我は我の道をゆく かっこいいなぁって
所詮、集団行動の中に生きている限り、それは無理な話だけど
ここでうまくやっていこうと思えば溶け込むしかないけど
それが苦痛なわけではない それが普通だから
でも、どこかで、自分だけが綺麗だったらいいのにって思う
自分だけを信じて生きていければいいなって思う
実際、そういう人が回りにいたら
「あの人って、周りのこと気にしないし、やな感じ」って
絶対、どこかで言葉が舞ってくる そして私は頷く
みんな、心が汚いわけではないんだ
誰かを、嫌いになりたいわけじゃないんだ
ただ、そういう環境を私たちは作ってしまっているんだ
しょうがない、で終わらせてしまえることなのだろうか
分からない、だけど、仕方がない
大人になったら、きっぱりさっぱりして誰の悪口も言わないで
やっていけるかなぁなんて思ってた でもそれも甘かった
所詮は、自分が弱いだけなんだろうって思った

人間は誰しも弱い

大人は汚いだとか、人間は汚いだとか、どれだけ思っても
そうやって見えるだけで、そうやって生きるしかないだけで
私もそうやって穢れているんだ
だから、「穢れている」のではなく「順応している」のだ
前向きに考えよう、前向きに

なんて、一番前向きに考えられないのは私なんだけど

少しでも長く、笑えたら、それだけでいい
たとえそれが愛想笑いでも、ふいに出た笑いでも苦笑でも
自分の顔が、笑顔の形を保てるのならなんでもいい
そしたらいつか、本当の笑顔も姿を現す
そして、本当の涙もいつか、芽を出すんだ
どれだけこの世界に浸かっていても、沈んでいても
それさえ出来れば、何も文句は言わないから




ふと、気づくことがある
流されている時間の中で、思考をいつも通り廻らせて
それが途切れた時、あれ?何してるんだろう?って思う
どうして、私は今学校にいて、こうやって生きてるの?
どうやって生きてきたの?分からなくなる
流されたままで、本当にいいの?
今まで、何か自慢できるようなことした?
墓まで持っていけるようなことをした?
あの、教卓で話している先生も、その話を聞いている生徒も
私語をする生徒も、寝ている生徒も、生きてるの?
私はただ一人、誰もいない世界に落とされて
誰かがいるように偽って、寂しさを紛らわしているだけなんじゃないの
本当に、この世界は存在しているの?

時々、分からなくなるんだ
潮の香りがした校舎に入るまでの道
どこから流れてくるのだろう この香りは
あなたのもとへは届かないのですか
この空は、あなたと繋がっているのですか
あの海は、あなたのもとへと伸びているのですか

今、自分がここに存在している事実が分からなくなるんだ
現実逃避とか、そんなんじゃなくて
急に、ふと世界から少し離れて、この世界が見えるんだ
さっきまで、みんなと同じ空気の中 同じように
あの椅子に座っていたのに 急に、飛ばされるんだ
そうしたら、世界でたった一人になった自分が
あまりにもバカらしく思えるんだ
何してるんだろ? そう考えるのももう飽きるんだ

「大好きな人に、大好きと言ってくれた人に大嫌いと言われた」
そしたら、世界中の人に嫌われてるんじゃないかって
不安になるんだって 私はよく分からないけれど

大好きだった人は、大好きだと言ってくれた人は
もう、私のことなんて見ていないんだから
人は日々変わっていくんだから
いつか、私がその人の特別であっても、今は違うんだから
何も期待しちゃいけないんだって
もう私のことなんて見ていない 新しい道へ歩んでいる
だから、私も新しい道を歩もうとするんだって
言い聞かせていかなきゃやっていけなくて

たった、その時だけでも、特別だと思ってくれただけで
感謝しなくちゃいけないのに
「あんなに特別だって言っていたのに」って思うことがある
そう簡単に諦められるならば、特別なんて初めから言うなって

軽い気持ちで、いや、その時は重かったかもしれない
だけど、いつか飛んでいく気持ちで
特別なんて言葉、使ってほしくなかったよ




話ずれた・・・
とりあえずは、もう少しやっていけそうです




2004.9.1 15:24


今日は防災の日 そして中学の部活が同じだった人の誕生日
おめでとうございます

みんなが先に18歳になっていくと
自分が本当に18歳になれるのか分からなくなります
2004年08月29日(日)

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