| 蛍桜 |
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| 言ってしまえば独り言 |
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ねぇ 誰に裏切られるよりも怖かった 今、誰に、どんな言葉で怒られるよりも辛かった 馬鹿みたいって言われるけれど 私は、あんたが大スキだったんだよ 泣いたらいつもそばにきてくれて 人間と同じように接してきた ごめんね、って言ったらいつも分かってくれて 私の膝の上で、いつも寝てくれた 抱きかかえたら、いつも嬉しそうにしてくれた でも 結局はすべて、私のエゴだったんだよね 今頃気づいたんだよ ごめんね 誰に裏切られるよりも どんなこと言われるよりも 一気に涙が溢れることは今までになかった 今までずっと支えてくれたのに 私は何もしてあげれないんだって思ったら虚しくて いつも私は裏切ってばっかりなのに あなたは、いつも傍にいてくれて どんなに辛い時も、どんなに苦しい時も、絶対いてくれて 親よりも、ずっとずっと一緒にいて どんなひどいことされても、どんなに傷ついても 必ず、私のところに戻ってきてくれて ずっと、ずっとありがとうって思ってたのに どうしても、伝えれずに 居ることが当たり前で ごめんね あなたのこと、本当に考えてあげれていないんだろう 所詮は、人間と動物で エゴで、何をしてあげようか、って考えることが間違いで ごめんね 私に怒ってるんじゃないと思ってた だから、ずっと、ごめんね、大丈夫?って 抱え込んで、喜んでいると思ってた それが、私なりの愛情だと思っていた あいつが来てから、あなたが離れていかないように することで必死だった 外に出して、って言ってるのに いじけてるだけだ、とか、すねてるだけだ、とか思って よしよししてあげればいいと思ってた 出て行かないで、って ちゃんと、戻ってきてね、って伝えるだけ伝えて 私は、家の中であいつと笑ってただけで 一緒に家出をした でも、それは、あなたが本当に 望んでいたことじゃなかったんだろうね 私のエゴで 私の自己満足で ごめんね 私に怒ってるんだって分かった時 急に、涙が溢れてきたんだ こんな気持ち、初めてだった 泣きながら、ごめん、っていうのも初めてだった あなたに話しかけても、理解できるか分からないのにね それこそ、私のエゴだったんだろうね ごめんね、って言っても伝わらない だからしょうがなく、扉を開けるしかなかったんだ 泣いている私を見て もしかしたらまた、擦り寄ってきてくれるかもしれない そう思ったんだ でも、来なかった もう、来なかった 「いきたいならいけ」 泣きながらそう呟いた私の言葉を あなたは理解したのでしょうか それとも、ただの雑音だと感じたでしょうか 去っていく後ろ姿 あまりに小さい 多分、私の愛を、全て、私はあなたに捧げたつもりでいた 同じように、あなたも、私を愛してくれていると思った 他の人が聞けば笑い事 きっと、分からないこと 理解できるはずがない 自分でも言っててばからしくなる 誰が、わかってくれる? 私が、誰よりも、人間よりも、一番信用していたのが 人間じゃなかったって ありえないでしょう? 理解できないでしょう? そんなこと、誰かに理解してもらおうとも思ってないし 自分でもよく分かってない けどなぁ なんか、今、どこにも拠り所がなかったから 余計に、辛かったんだ 泣くチャンスがほしかった どんな音楽聴いても どんな辛い言葉かけられても 私は、なぜか心が引っ張られるだけで 心が、軽く、鈍い音を立てるだけで それ以上は何もなかった 泣けなかったから あなたに、お礼を言わなきゃいけないのかな 泣いた分だけ、少しだけ前向きになれた 「もう限界」って言いかけていたの でも、溜め込んでいたものを少しだけ出せた また、いつ限界が来るのか分からない あなたが帰ってきてくれなきゃ、ずっと限界だけどね 腕についた傷を、なめてくれるかもしれないって思った でも、気づきもしなかった 私の腕につく、よそ者の匂いだけは気づいていたね 自分のエゴだけで、私はあなたを生かしてきたのでしょうか 私は結局、誰かを利用することでしか 生きていけないのでしょうか 一方的に寄りかかっていた ばかみたいに ずっと一緒にいてくれると思っていた それが普通だと思っていた これだけは、護って生きたいと思っていた 「20歳までは生きてね、一緒に成人式行こうね」 そう言っていた自分がばかみたい ずっとずっとずーっと 生きていてほしい 一緒に居てほしい 傍に居てよ 全部エゴ 全部、私の我侭 全部ぜーんぶ、ぜーんぶ 私だけの想い ごめんね、しか言葉が出てこなかったんだよ 帰ってきてね 待ってるから エゴかもしれない 自己満足かもしれない でも、待ってるから また、一緒に家出してもいい なんなら、一緒に死んだっていい あなたが言葉を話せたらいいのにね、なんて これさえもエゴだ 私は変わり者なのかなぁ ほんとに 独りだけ違う道歩いてるのかなぁ でも、それでもあなたがいたからいいって思ってた だけど あなたも、違う道歩いてたんだよね いまさら気づいても遅いよね 腕の中で、怒りながら唸った あいつに向けているものじゃなかった あなたを捕まえている私の腕に、私自身に怒っていた 私はあなたの自由を奪う、足枷だった なんのために、この腕に、この傷をつけたのか そんなの、知らない 誰の為でもない 何かの為でもない もしかしたら、何か変われるかもしれないって思ったから 昔出会った、あの子のように、こうすることで 前向きになれるかもしれないって思ったから きっと、誰も理解出来ないことだよ 私さえもね 大スキだよ 例え、どんなに裏切られても、どんなに逃げ回っても 私は、あなたのこと、ずっと大スキだよ 誰からも愛情を与えられなかった時期 父が死んで 母が遺産を受け継ぐまでの間 ずっとずっと傍に居てくれたもんね あなたが辛い時は、私は傍に居た方がいいの? それとも、近寄らない方がいいの?必要ない? ねぇ、教えて あなたが必要ないと言うならば 私、笑って消えれるよ あなたが大スキだから 誰よりも いつも寄りかかってばっかりでごめんね 独りで寂しいって嘆く弱虫でごめんね 誰も信じられないって今でも言う愚か者でごめんね 私が死んだら、もしかしたらあなたもポックリいって 地獄までついてきてくれるんじゃないかなとか考えててごめんね きっと、私が死んでも、生き延びるんだろう 私が死んだら、あなたは人間になれたらいいね、なんて そんなこと、いう資格もない 人間が「いい見本」だとは思わないから 私も、あなたと同じ、猫だったらよかった 一緒に、生まれたかったよ 真っ白なあなたと、対等に暮らしたかったよ エゴだけで、振り回したくなんてなかったよ 本当の愛情を、交わしたかった 帰ってきてね 待ってる 帰ってきたくないなら、来なくてもいい でも、待ってる 私が死ぬまで待ったら、きっと許してくれるよね? 私のもとには、もう、白い天使が舞い降りていたんだよね 2004.8.28 8:15 |
| 2004年08月26日(木) |
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