蛍桜

≪BACK TITLE LIST NEXT≫

最後に

君はいつも僕自身を見ていなかった
君が求めていたのは
ただ流れ行くあの景色だけ
どんな不確かな慰めの言葉よりも
たった一つの真実の言葉だけ求めていた

君はいつも僕自身を見ていなかった
僕のもっている何かを
求めていたわけでもなかった
僕自身に何も求めてなんかいなかった

君の心の中に刻まれていく時の中に
僕は存在することさえ出来なかった

すべてを棄てても
僕だけは棄てないでいてくれるだろうなんて
甘ったれた考えだったんだ

何も言えなかった
実際 言葉に自信を持てなかった
辛いことがあったらいつでもおいでよと言っても
いつでも笑って迎え入れる自信はなかった
受け止める自信がなかった

たった一つのキーワード与えてくれれば
思い出すことは簡単で
けれども雲に埋もれさせ
二度と浮かばないように重りをつけ
二度と夢を見ないように色を消した

君の心の中に刻まれていく時の中に
僕は存在することさえ出来なかった

すべてを棄てても
僕だけは棄てないでいてくれるだろうなんて
甘ったれた考えだったんだ

僕はすべてを棄てても
君を棄てきれないでいる
けれど欠片は確かに消えてゆく

僕がすべてを
本当のすべてを棄てたとき
確かなものなど何もないのだろう

Finally, I will cry for you
Finally,I forget for you, let's cry for you


2004.8.14  17:09
2004年08月02日(月)

≪BACK TITLE LIST NEXT≫

 

My追加メール

My追加

enpitu skin:[e;skn]

 

Copyright (C) 蛍桜, All rights reserved.