| 蛍桜 |
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| 愚痴でもいいですか |
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書かないつもりだった めちゃくちゃ書きたかったし誰かに聞いて欲しかったし 相手が悪いっていうのを分かってほしかったし 私に同情してほしいと思って めちゃくちゃ書きたいと思っていたけれど 書かないようにと思っていた それでもこうやって書いてしまうことを許してください 母が帰ってくる前にこの涙を止めなければいけない 心の整理をしなければならない 笑わなければならない 学校を休みたいと言った日があったとしても 母は、めんどくさいからだと思っている そう、言われたことがある だから悟らせちゃいけないんだ メッセで学校の友達と話したんで〜って笑って報告してるように 母を安心させてあげなければならない だから私は泣き止まなければならない 自分が醜いということを証明することになるけれど それでもいいや 愚痴ばっかりになってしまうかもしれないけれど それでもいいや 少しだけ綴らせてください 心の整理をつけさせてください 誰かを本気で悪者にしたいわけじゃないし 相手が、悪気があって言った言葉じゃないことも含まれてる それを分かった上で、私は私の視点で物事を書く 今日は、クラスマッチだった バレーで7人のグループで一人が補欠になることになっていた とりあえず、形としての補欠が私だった 7人中、5人は出場したいと手を挙げた 私は補欠という肩書きゆえに、一歩引いた 「別にどっちでもいい」という部類に入った私は 同じ部類の子と、交互に出るということになっていた 7人グループ全員が、仲のいい子たちで 気兼ねをしているつもりはなかった 一回戦目1セット、出場 自分がミスをしたとか、自分が足を引っ張ったんだとか そういう考えは頭を過ぎってはいなかった ただみんなで楽しく力をあわせて出来たことに満足していた いつものように それでも、一回戦は勝ち抜くとみんなで決めていた けれど、前半は負けてしまった 後半、補欠になって応援をしていた 本気で応援して、本気で喜んで、自分も試合に出ているような感じだった 何かが違うな、と思ったのは、一回戦目が終わったとき 一回戦目の2セットは、がんばって勝てた そのまま3セット目もとって、一回戦目は勝利に終わった クラスの皆が応援に来ていて、いつも授業でバレーをしている時 私に文句を言って来る人も応援してくれた 味方になれば案外いい人だな、なんて思ってた 今回は、みんな勝ち抜く気でいたから 本当にこの勝利は嬉しかった みんな興奮していた 同時に次の作戦も立てていた クラスの人たちも「おつかれ」と声をかける 「おめでとう」と笑い合う 私が一番最後にクラスマッチをしたのはいつだか覚えていないけれど 1年のクラスマッチの時と同じ事を感じた 「同じグループなのに、喜びを分かち合えていない」 同じグループなくせに、私に声がかかることはなかった そんなの、意識してるわけでもないだろうし 最後までいたメンバーに声をかけるのも当然だろう でも、虚しかった 寂しかった それで少し凹んで 少し泣きそうになって だけど言えるはずもなく この気持ちを説明できるわけもなく それでも笑えるはずもなく 輪に入っていけず 私抜きで作戦会議を始めたみんなの中に入っていけず 逃げ出すしかなかった このまま我慢できるかと思った 私はそんなに弱くないんだから けれど、円陣パス練習をするときに、かろうじて気を取り直して その輪に入っていったら あなたもするのか、と聞かれた その言葉で私はまた一歩引いてしまった やらなくていいならやらない、邪魔になるならやらない どちらが聞こえたのか知らないけれど二つの言葉を並べた 私に声をかけてきた子は、なら、やらないのだろうと思ったのだろう 相手が悪いわけじゃなかった 私があと一歩踏み出せていればよかっただけで 妙なプライドや強がりに気をとられていた 一人でみんなが笑っている横で座っていた ・・・知らないうちにみんながいなくなっていた 待っていれば戻ってくるだろうか? 私のことを完璧に忘れているのだろうか? 一人で待っているのが辛くなってその場を立ち去った 隣のクラスの友達のところへ行こうと思った もう少しだけ時間を置いたほうがいいと思った 私が場の空気を悪くするわけにはいかない みんながせっかく笑っていられる空間を作っているのに 一人だけ凹んでいるわけにもいかない そのためには少しだけ距離と時間がほしかった だから、隣のクラスの友達のもとへと行った クラスへ向かう途中に、グループのうちの2人と会った どこにいくん?と聞かれて、教室、とだけ答えた 笑えもしなかった どこの教室かも言えなかった 一緒に2人ともとの場所へ戻ることも出来なかった 無愛想に さも落ち込んでいるような感じに教室、と答えて 私はそのまま階段を昇ろうとして途中で下を見ろおして聞いた 「次は何時から?」 知っておかなくてはいけなかった それまでに、自分を取り戻しておかなければいけなかったから けれども、教えてもらった時間は覚えれなかった それよりも、また、言葉が溢れ出てきた 「私はいかんでいいぶんなん?」 それだけは笑えた 強がりの最高潮だった 来て欲しいといわれるのを望んでいたのか分からない 私自身、来なくてもいいと言われたほうがよかったのかもしれない それとも、試合に出ることはないかもしれないけれど 見に来てよって言ってもらえることを望んでいたのかもしれない 「別にこんでいいんちゃうん?」 あぁ、そうだろうなと思った それが悪気のあった言葉じゃないと分かっていても 私は形の上で補欠ではなく、立場上補欠だったと みんなが出れる状態ならば私は必要ないのだと 相手には、私がやる気のないようにみえたのかもしれない 円陣パスにも参加しなかった どうみても凹んでいる そんな子をわざわざつれていこうとは思わなかったのだろう 漠然と、痛みを受けながら それでも、相手は悪気があったわけじゃないと分かっていたし 少々、フォローの言葉も言ってくれていた 耳には入らなかったけれど、そのことだけは分かっていた 来なくていい、と言われて じゃあいってやらねぇよ、と思うのが私だけれど もしこの二回戦目を勝つことができたら 三回戦目からまた輪に入りたいと思っていた それには時間が必要だった 階段を昇りきったところで、私の嫌いなあの女の友達がいた 私を見つけるなり、あの女に目でそのことを教えていた 私が横を通る瞬間に「きしょい」とだけ言い残して行った あぁ、止めだな、と思った 隣のクラスのMのもとへと行った 彼女を名前を呼びながら、涙が溢れた 声が溢れ出るほどに涙が溢れた 滅多に泣かない私を見て、よしよしをしてくれた 必死に抑えて、3分ほどしてまた笑えたけれど 彼女は心配していた どうしたの、と聞いてくれた けれども答えるわけにはいかない 答えたら、相手の人たちがすべて悪者になってしまうから 何も言えなかった ただ笑って安心させるしかなかった 愚痴なんて何も言えなかった そんな余裕さえなかった 涙が止まって、しばらくして、普通の状態に戻って Mたちも試合があるから体育館へ行かなければいけないと言った時 笑いながら少しだけ話した 相手の名前を伏せて「こなくていい」と言われた事 だから、今はあまり行きたくないという事 そして、私の嫌いなあの女が、止めを刺していった事を 誰に言われたのか何度も問われたけれど 答える気にはなれなかった 私の、受け取り方がおかしかっただけだと分かっているから 私が悪いのだと分かっているから・・・ 体育館に再び行ったときには すでに私のグループの試合が始まっていた 相手は、あの、嫌いな女のチーム 出なくてよかった、と思った (出たらなにかとぐちぐち言われるに決まってるから) それでも、勝って欲しいと切実に願った 試合が終わったあと、小さな声で、おつかれと言った きっとみんなには届いていないだろうけれど それ以上、笑って近づいていける自信がなかった ごめんなさい 負けてしまったのは、私が輪を乱してしまったからか みんな、とても疲れていたのか あいつが相手だったということで精神的にやられたのか どこかで、あいつのチームに負けるはずないと 思っている私がいた Mの友達の試合を待っているとき あいつの友達が、私にボールをぶつけてきて あいつがその友達に「ナイス!」と言った そのときのあいつの顔が忘れられない ちょうどその時、Mも、誰も回りにいなくて 歯を食いしばるしかなかった みんなの輪に戻ろうと自分のクラスを何度覗いても 覗くたびにみんなの姿がなくなっていた ついてないなぁ・・・ 自分から離れたくせにね 戻れないのが辛かった 心なしか、みんなも気を使っていた クラスマッチが終わる頃には力尽きて 家に帰る気力さえなかった 声を出して泣いたのは久しぶりだった 帰ってきて、音楽をかけて口ずさみながら 今日のことを考えていると 曲に感情移入しているわけじゃないのに 涙が溢れてきた 大きな声で言葉をひとつずつ辿るたびに 同じだけの涙が溢れた 半分叫びながら唄っていた |
| 2004年07月08日(木) |
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