蛍桜

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最低娘

どうせなら全て捨ててしまえればよかった
どうせなら真っ白なまま終わりたかった

何も知らないままで終わりたかった
自分が優性に立っているままで終わりたかった
夢を見ているままで終わりたかった

辛い思いなんてしたくなかった
そんなの、当たり前のことだけど

あのまま
お互いが消えていたほうがよかったのかもしれない


++

誰かと秘密を分かち合えるほど
私はまだ、形を作れていない
色を全て失ったあの頃から
まだ完全に立ち上がったわけじゃない

片足を中途半端につっこんで
いつでも逃げれる状態を作って
こんな状態で何を得られるのかも分からずに
ただ、逆戻りでしかないことばかり繰り返す

昔から毎回休日を友達と過ごしたり
笑ってずっとどこかでくだらない話を続けたり
したことがなかったかもしれない

小6の時に一番仲良くなった友達と
毎回休日を同じところで過ごし同じところに座り
おなじように時間を刻んでいたけれど
私はお金をただ貢いでいるだけだった
何をするにも、お金を出していた
タクシーのお金も、出していた(どこから金だしたんだか)
本も貸して、強請られたものをプレゼントとしてあげて
彼女はすべてを持ったまま岡山へ転校してしまった
将来モデルになりたいと言っていた彼女は
手紙さえも返してくれず もう二度と会うことはないだろう
私は自分のほしいものなんていつになってもなかった
本気の本気でほしいって思ったものしか買わないし
アノ頃はお金を使う遊びなんて覚えていなかったから
お年玉やお盆のおこづかいや すべてを自分のために使わなかった
使いたいと思うことがなかったから
すべてを他人に捧げていた
彼女が悪いわけではない、のだろう
それでも、今になって、あれは友達じゃなかったんじゃないかと
疑問に思ってしまうあたり自分の心はちっちゃいと思う

中1の時は、仲のいい子とクラスが離れてしまって
入学式の次の日に学校を休んだ私は
そのまま一年を、とても醜くおくった
皆にとってやっかいな存在になって
敵をたくさん作って 陰険なイジメにあい
そうかと思えば実際は私がいじめてる側だと言われ
大人から見たら少しやっかいな子供同士の
わけのわからないケンカに見えて
いじめとかそういうのには全然触れていなくて
お互いの意思のすれ違いだという考えだったのだろう
けれども当人たちは(相手側も含めて)とても傷ついていた
私も彼女も、本気で傷ついていた
本気で追いつめられていた どうしようもないくらいに

中1の時、違う小学校から来た子と初めて友達になった
共に行動するような、友達が出来たということが嬉しくて
いろんな話をしていたと思う
今になっては、さほど覚えていない
彼女との友情(と呼べるのか分からないけれど)は
半年も続かなかったんだと思う
だから記憶の中にもとても薄くしか残っていない
2年になると同時に、縁が完璧に切れた
一緒に遊びに行ったのは何回だったか覚えていない
二人だけで遊びにいったことがあったかも覚えていない
その頃私は、自分が誰の中でも特別になりたかった
その友達と、私のもともとの友達が仲良くなることが
なんでかメチャクチャ嫌だった
私をおいて二人だけで遊びにいくようなことになったら
本当に、醜い行動に出ていただろうと思うほどに
私は、私を介さない友達たちの付き合いが嫌いだった
私の知らない顔があることがいやだった
すべて、私を通して すべて、私に見せて
すべて、私に教えて 仲間はずれなんていやだから
そんな醜い人間になった
一番、女の中でやっかいな存在になった
グチグチドロドロの女の友情にも種類はあるけれど
間違いなく私は、よくないほうにいた
だから、彼女も離れていった

幼稚園の頃、うちの学年は女の子が6人しかいなかった
年少、年中の時は、一クラスしかなかった
だから、6人一緒だった
それでも、何故か私だけは仲間はずれだった
年少といえば、4歳、5歳、くらい?
そのくらいの時に、彼女たちは「いじめ」と考えて
私を仲間はずれにしたりからかったりしたわけじゃないだろう
その証拠に、私も、彼女たちも
次の日の朝になれば笑って挨拶をしていた
けれど日が傾くにつれて、いつも仲間はずれが繰り返された
帰りのバスに乗るときなんて一番ひどくて
列の並ぶのが嫌で、幼稚園のすみに逃げたこともあった
毎日家に帰って、父親に「今日もいじめられた」って
笑って報告していた ある意味、私の愚痴だった
父は、そんな子と関るな、と言った
それでも次の日になれば仲良く笑い合う彼女たちと
私は縁を切るつもりもなかったし
笑い合えるだけでよかった
その頃は生きることの意味なんて考えていなかったし
いじめという存在も知らなかったし
コミュニケーションの仕方も知らなかった
それは、彼女たちも一緒だっただろうから・・・

年長になって、クラスが二つに分かれた
女の子が、3人ずつに分けられた
誰と一緒になったのかは覚えていないけれど
クラス単位では、仲良くやっていれた
けれども休み時間などになると、6人揃ってしまってだめになった
それでも次の日になれば、またいつもどおり笑った

なんとなく、そういうのもあったのかなぁって思う
私が「友達」を独占したいと思うようになったのは
ほかの人と「友達」を会わせてしまうと
自分は仲間はずれにされてしまうと思うようになったのは

その気持ちは、高1までずっと持っていた
ずっと汚いまま、ずっと何も変わらないまま
中学校の頃たくさんの人たちを傷つけてきた
けれども私から見てみれば、相手は大人数で
私は、ひとりぼっちだと思えた
中2になって、クラスの半分の子とは仲良くなれて
幼稚園に入る前からずっと一緒にいた子と同じクラスになれて
それでも、1年の時に売っていたケンカが続いていて
快適には暮らせなかった けれども1年よりはよかった
友達との付き合いよりも、違うことを悩んでいた
正直言って、2年の頃は、友達のことで悩まなかったという面で
友達には関心をもっていなかったのだろう
他の事がずっと気になっていた
2年の時は、それで問題を起こしたのだけれど
友達ではなかったにしろ、人を傷つけた
形に残る傷も残した
中3の時も、人を傷つけた 友達を傷つけた
私は人を傷つけることで生きてきた
それが生きがいだったの?

あぁ・・・何言いたいのか分からなくなった




私は昔から最低だった
今にはじまったことじゃない
そうやって諦めているわけじゃないけれど

高2の時、一度、すべてを捨てようとして
それでも捨て切れなかったあの時間があって
よかったんじゃないかなって思う
こうやって日記にたくさんの言葉たちを綴ってきて
自分が最低だって分かって よかったと思う
あの時間があって、よかったと思う




私と出会った人々、ごめんなさい
傷つけてしまってごめんなさい
まだ傷つけていないけれど
将来、傷つけてしまう人々、ごめんなさい


私は最低です








それでも独りにしないで



2004.7.7  22:42
2004年07月04日(日)

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