| 蛍桜 |
| ≪BACK | TITLE LIST | NEXT≫ |
| 偽善、優越、理屈 |
|
自分の、本当に言いたい言葉はどこにあるのだろうと考えた ただ屁理屈ばっかり並べて、自分をとりあえず安全な場所へ置いて たくさんの保険を自分にかけて、命綱つけて、自分守って こんな状態で吐き出した言葉なんて、誰に届くだろう 私は誰かに届けるために、こうやって言葉を綴っているのか それさえも分からなくなってしまうほどに夏の空気が狂おしい 君の中に、少しだけでもいいから、私という形が存在したら 私が綴った言葉たちの一欠けらでもいいから残っていたら それだけで、よかったんじゃないかなって思える 私が、なにも考えずに、ばかみたいに書いた言葉の中に 何かを見つけてくれたら、それだけで、理由を見つけられる気がする 誰かを救いたいだとか、誰かを助けてあげたいだとか そういう偽善者ぶった言葉ばかりを綴るのはつまらないけれど それでも、そうやって思う心はどこかしらあるもので あの人のために、何か出来たらいいのにって思う そのために、何か努力をしようとは思わないけれど 今の私が出来ることがあるならば精一杯したいと思う そういうところが偽善者ぶっているということだと分かっていても あの人の中に、私が少しでも存在することが出来るならば 力になってあげたいと思う 存在したいと思う けれどあの人がもう、前へ進んでいるというのならば 私が存在していないというのならば、喜んで手をひこう 喜んで、なんて本当は言えるわけないのに プライドの高い私は、偽善者ぶるのを最後までやめない 夢を見た 追いかけられる夢を 追いかけてくるものは、赤かったということだけしか覚えていない ここで、しくじってはいけないというところで 私は、三度しくじって、他人を巻き込んでいた がんばろうがんばろうってしてるのに、どうしてもだめで こんなの、気をつけたらすぐに出来るはずなのに 気をつけていても、どうしてもだめで何度も失敗して そのたびに追いかけられて死を感じて他の人も巻き込んで 私という存在が憎かった あまりに憎かった 飾りをたくさん纏った言葉なんて、必要ないと思っていた 素直に、誰かの心へ伝わって行くような言葉がほしいと 素直に、自分を表現する言葉がほしいと、そう思っていた 初めは、自分なりに素直な言葉を綴れていたと思う 言葉も知っている数が少なかったし、技法なんて知らなかった 読みやすさとかも考えなかったし、周りの目も見てなかった 自分の心の、一番大きく見える素直な心だけを見ていた 誰かに対する嫉妬や、憎しみや嫌悪も、そのまま表していたし 誰かに対する偽善や、優越感も、そのまま出していた 今は「偽善だけど」なんて託けて、前置きをしてからじゃないと そんなことは言えなくなってしまった自分が情けない 誰かにいいように見られたいっていう気持ちが大きくなって いっぱい共感してほしいな、って、いっぱい届けたいな、って いつか、誰かが笑って、あの日記が、この日記が、って いろいろ言ってくれるようなそんな文章にしたくて どうしても飾りが多くなってきてしまった自分 これは大人になったということなの?違うの? 君と私の間には違う時間が流れているから その流れに合わせることは到底出来ない いつか君が、私にくれた、この力を、生きていく力を 小さな幸せに変えて、歩んでいけたらどれだけいいか あれから私は変わったかなぁ 良い方も悪い方も変わったかなぁ 見た目は何も変わっていないけれど それでも何か、違うものを間に挟んで世の中を見ている ガラス越し?そんな、透明なものじゃなくて、不透明なもの それだけで、あの頃から私は変わったんじゃないかな 変わらない部分はあったとしても 変わった部分が大きすぎて誰も気づいてくれない それが分かっていて、変わったふりをする自分 何かに区切れ目をつけないとやっていけない自分 変わることが怖かったのかもしれない それとも、乗り遅れて行くのが怖かったのかもしれない 何かが、あなたに伝わりますように |
| 2004年07月02日(金) |
| ≪BACK | TITLE LIST | NEXT≫ |
|
My追加 ‖ メール enpitu skin:[e;skn] |
|
Copyright (C) 蛍桜, All rights reserved. |