蛍桜

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押し寄せてくる

何を望んでいるのかは分からないけれど
ほしいものなんて一つも浮かび上がらなくて
何かをねだることも忘れてしまった

いっそこのまま
綺麗なままに


彼女には・・・
彼女には昼休みにメルが来た
送る瞬間を私は見ていた



もう私が居ないことが普通になって
それでいいやって思って
でも、だったら、どうして?
私はここに居るんだろう


もう、ここには居ないあの子が
私と同じようなことになっていた時
みんなは心配するよりも
いい加減にしろ、と言っていた
もちろん本人の前では笑顔で笑っているのだけれど
なんかもう疲れた、と
もう話したくもない、と
そう言っていたのを私は知っている
あの時、私が、もっとあの子のことを気にかけてあげれたら
なんて思ってたけれど
あの子は一人じゃなかったから
私が居なくても、相談する相手はいた

めちゃくちゃ仲が良かった、あの二人は
そういうとき、やっぱ双子はいいなっておもった


あの子の時と同じ事を言われているのかは知らない
同じ事をされているのかは知らない
だけど少なくとも態度は一緒だった

相談室に行くにも、あの子は二人だった
だけど、私は違う

死にたいとは思う
けれど、この苦しみは違う

明日を探すことに精一杯だった

今は違う、と言っておくけど





やりたくないことをやらされているけれど
だからといってやりたいこともなくて

今は、自分の居場所がないとか嘆くつもりはないけれど
あそこにはもう居なくていいとは思う

少しくらい人数が減っても変わらない
だって
きっと明日、私が行ったときには
私の机の上にゴミがある

それくらいの存在



どうせなら、もっといっぱい居なければよかった
どうしてこんなに中途半端に居るのだろう

母と学校を辞めるかという口論をした時
担任がうちに来て、話し合った時
私は「分からない」しか繰り返すことが出来なかった
どうして学校来たくないの?
よく、わかんなかった

今も説明しろって言われても分からないけれど
辛いのは私だけじゃないし
みんな同じような悩みをいくつも抱えているし
だけど
あそこに必要ないって思ってるのは私くらい?
そんなこと考えるバカなんて私くらいなのかな
みんなが何を考えてるのかは分からないけれど
私はみんなよりも一歩前の段階で考えてる
みんなはそこにいることが普通、なのに

あの和気藹々のクラスで休み時間に孤独を感じている人を
少なくとも、カタチとしてみたことがない

みんなが何を考えて、どんな悩みを持っているのか分からない
その影はちらちらするけれど
決して私に教えてくれるようなこともない
だから
誰かが何かを考えていても分からない
私は、話す対象にはなっていないから


苗字を、呼ばれたら、私は一度目では振り返らないようにしている
ほとんど、私じゃないことが多いから
彼女のほうが、呼ばれることが多いから
名前を、呼ばれたら、一度目に、少しだけ振り返る
だけれど、二度目を呼ばれないと、完全には振り返らない
どこにでもある名前

私は自分の名前が嫌いで
でも、嫌いなようで結構好きで

「美」を使わずに、「実」を使われているところが
一番嫌い
だけど、一番好き
最近、進学を促す手紙やら資料やらはすべて「美」と書かれている
そういう時はなぜか、ざまあみろって思う

時々、友達が書いてくれる手紙とかに
「美」と書かれている時がある
そういうときが、一番嫌い

私は美しくなんてないから、それでいいって思ってる
いつかは「実」になるだろうって信じてる

だけど私は自分の名前が嫌い
だいっきらい
今はその気持ちのほうが大きい

彼が私の名前を呼んでくれても、時々、どっちのことか
分からなくなって聞きたくなる


だから嫌い
自分の名前


















今、携帯で時間を確かめてたら
一つだけ
自分が望んでいること
見つけた





2004.5.26  18:27
2004年05月24日(月)

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