| 蛍桜 |
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| だったら、なんて |
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あんたなんて生まれてこなければよかったんだと 親に言われる夢を見たことがある そう言われた私は、へっちゃらな顔をしていた 所詮、そういうものなのかな なんだかもう、あいつらが私の知らないところで どれだけ知らない世界を作っていようが 我慢できるようになってきたけれど あの人が私の知らないところに向かって笑っている理由を 知らない私はバカなのだろうと思う もし終わりを切り出されたら 笑って「いいよ」って言えるだろうか 何もぐだぐだいわずに、最後ぐらいイイ人になれるだろうか 伝わってないのが、もどかしくて だけど 私は伝え方を知らない 布団の中でどれだけ考えても涙さえ出てこなかった 出てきそうで、出てこなくて 枯れたわけじゃない、だけど今の私には必要ないと言うの そのまま深い眠りへ落ちた私は 夜中に「いい加減にして」と口に出して言った それは覚えている 久しぶりに帰ってきた姉に、そう言った 私はその言葉だけ言うとまた眠りに落ちてしまったのだけど 姉がどんな顔をしていたのかどんな気持ちだったのかなんて知らない 朝起きて、おとといまでは普通に一つの選択肢しかなかったのが 気持ちの余裕がなくなると二つになってしまって いつも、増えたもう一つの選択肢をとる 母に、そのことを伝えて怒られる覚悟はしていたけれど 今日は姉がいるからか、それとも一週間がんばったことを (テストもまあまあよかったし、と)認めてくれたのか 口論にはならずに済んだ 相変わらず私の気持ちを伝えることは出来ないけれど、、、 母はどうして私が休んでいると思っているのだろう 「体育だけ見学すれば?」とか言うけど 別にそういうことで休みたいわけじゃないし むしろ今の体育は好きだし そういうことじゃないんだけど 「そういうことじゃない」ってことも それじゃあ、どういうことなの?ってことも伝えれないでいる というよりは、伝えるべきかも分からない 伝える術も知らないのだけれど 私は、きっとどこかが欠けている その欠けていることに気づかないまま生きてきた その欠けているところを不思議に思わなかった これが普通だ、と そして直そうともしなかった 補おうともしなかった 私は不完全のまま生きていた すべてを不完全のまま置いてきた 今までは私から離れるなんてこと考えなかった だけど いつか、それでいいって思えるなら というか、一人でも、そのことを望んでいる人が居たし だったら なんて言えない 2004.5.26 10:55 |
| 2004年05月22日(土) |
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