淡々と本を読み、淡々と電車に乗る。 そのおかげで、 というべきか、 そのせいで、 というべきか、 最近無駄な考え事をする時間が減った。 というべきか、 考え事をするにも時間を惜しむようになった。 というべきか、 ……よくわからないけれど。 この一年あまり、 脳の使われ方がシュワシュワいいながら、 変化し続けている。 いままで築き上げたものは硫酸をかけられて、 どろどろになった液体は急冷されて 新たな結晶がいくつか生まれて、 かしゃんと脆くくずれたり、 一部は硬い粒として残ったり、 そういう化学変化とも化学実験ともつかない 不思議な反応がたくさんに起こり、 今何が起きているのか自分でも判らない。 解っていない。 わかるということの奥深さと、 その底の見当さえも解っていない。 冷却のために停止していると、 それはそれで焦りだす。 タービンが過剰にまわり、かえって流れが逃げ出していく。 非・効率のきわみ。 コンビニのごはんのように、それはインスタントにはいかない。 オムレツが食べたかったらニワトリを育てなければいけない。 最近の毎日、以前に比べて、そういえば、そういう感じである。 |