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こころざしの高い旅がしてみたい
2004年07月18日(日)

今朝は目覚めると鼻が詰まって、
その上喉が枯れていて、
挙げ句が胃も痛かった。

胃腸の具合がまた乱れている。
いやぁ、面白いくらいの崩れっぷりである。
頑張るべき時になるとわりと元気になれたりするが、
休める時だと思うと、思いっきり崩れたりする。
だから、やらなきゃいけない全てのことがありがたい。
……もうちょっと、上手に休憩をとれるようになりたいもんだ。

夜になって、最近出始めた重めの頭痛がまた現れた。
左の方が痛い、いわゆる偏頭痛。
結構怖い病気なんじゃ……と疑うほど急激に痛むが、
これも昔はよくあったタイプの頭痛だ。

こういう症状の意外な撃退法がわかった。
メイクだ。
きちっとした服を着てメイクすると、
「でかけますよ」というスイッチが入ってくれるので、
症状が軽くなるのだ。
たとえ犬の散歩でも、新聞を取りに行くだけでも、
メイクしていくとだいぶ気持ちに区切りがつく。
こういう切り替えが、症状を軽くしてくれる。

頭痛の時こそ外に出た方がいい。
私の場合、家に閉じこもっても治るわけではない。
いっそ海外旅行でもしてみるか。
前に海外に行ってから、もう10年だ。
でも怖いなー、言葉が。
子供なら「わからないです」で済んだことも、
いい歳になってからでは済まされない。
なのに語学力は当時と似たり寄ったりだもんなあ。
……ちゃんと言葉の勉強をして、また海外を一人旅して、
できれば化石とか掘り当てたい(なんの野望?)。
そう、私にとっての旅とは常に修業である。
単なるツアー旅行とか、友達と観光!なんていう次元ではない。
なるべく、化石とか掘り当てないと。あわよくば遺跡をも。
ちなみに初めて海外に行ったときの目的は「好き嫌いを減らす」。
我ながら、すごい野望。意識が高いなー。

意識が高いといえば、トシタロウさんという方を思い出す。
夏になると、うちの家族はよく地元の甲子園の地区予選を
ローカル局のテレビで見ている。
一つの試合が終わって次の試合が始まるまでの、
球場の準備をしている間に、
画面は準備中の球場を映しながら、
BGMとして音楽がかかっていることがある。
去年、そういう時によくかかっていたのが
トシタロウさんの歌う「Pray for the world」という曲だ。
歌詞は、世界平和を願っている。
「何がいけないんだろう」とか、「俺達のせいさ」とか、
とにかく問題意識が高くて熱い歌である。
ゆでたトウモロコシとかを食べながら
呑気に野球観戦していたこっちとしては、思わず
「なんか、こんな呑気ですいません」と謝りたくなるくらい熱い。

ちなみに今年は、その方の曲ではなく、
なぜか「冬のソナタ」のテーマソングの日本語版だった。
なんか……高校野球!っていう感じじゃないよなー。
トシタロウさんの熱いテンションも、あまりに熱すぎて
「野球してる場合じゃない、募金しよう」ってな気持ちになってしまうので
少々ミスマッチな気もしていたのだが、
「冬のソナタ」(しかも日本語版)はハッキリと違和感がある。
そもそも今、夏だよ。
高校球児達が真夏の太陽の下で泥まみれで
青春を謳歌している時に、冬のソナタの哀しい旋律が流れる。
この辺のコーディネート、いかにもローカルだ。
これもまた、ひとつの文化(?)なのだろう。たぶん。