今朝は目覚めると鼻が詰まって、 その上喉が枯れていて、 挙げ句が胃も痛かった。 胃腸の具合がまた乱れている。 いやぁ、面白いくらいの崩れっぷりである。 頑張るべき時になるとわりと元気になれたりするが、 休める時だと思うと、思いっきり崩れたりする。 だから、やらなきゃいけない全てのことがありがたい。 ……もうちょっと、上手に休憩をとれるようになりたいもんだ。 夜になって、最近出始めた重めの頭痛がまた現れた。 左の方が痛い、いわゆる偏頭痛。 結構怖い病気なんじゃ……と疑うほど急激に痛むが、 これも昔はよくあったタイプの頭痛だ。 こういう症状の意外な撃退法がわかった。 メイクだ。 きちっとした服を着てメイクすると、 「でかけますよ」というスイッチが入ってくれるので、 症状が軽くなるのだ。 たとえ犬の散歩でも、新聞を取りに行くだけでも、 メイクしていくとだいぶ気持ちに区切りがつく。 こういう切り替えが、症状を軽くしてくれる。 頭痛の時こそ外に出た方がいい。 私の場合、家に閉じこもっても治るわけではない。 いっそ海外旅行でもしてみるか。 前に海外に行ってから、もう10年だ。 でも怖いなー、言葉が。 子供なら「わからないです」で済んだことも、 いい歳になってからでは済まされない。 なのに語学力は当時と似たり寄ったりだもんなあ。 ……ちゃんと言葉の勉強をして、また海外を一人旅して、 できれば化石とか掘り当てたい(なんの野望?)。 そう、私にとっての旅とは常に修業である。 単なるツアー旅行とか、友達と観光!なんていう次元ではない。 なるべく、化石とか掘り当てないと。あわよくば遺跡をも。 ちなみに初めて海外に行ったときの目的は「好き嫌いを減らす」。 我ながら、すごい野望。意識が高いなー。 意識が高いといえば、トシタロウさんという方を思い出す。 夏になると、うちの家族はよく地元の甲子園の地区予選を ローカル局のテレビで見ている。 一つの試合が終わって次の試合が始まるまでの、 球場の準備をしている間に、 画面は準備中の球場を映しながら、 BGMとして音楽がかかっていることがある。 去年、そういう時によくかかっていたのが トシタロウさんの歌う「Pray for the world」という曲だ。 歌詞は、世界平和を願っている。 「何がいけないんだろう」とか、「俺達のせいさ」とか、 とにかく問題意識が高くて熱い歌である。 ゆでたトウモロコシとかを食べながら 呑気に野球観戦していたこっちとしては、思わず 「なんか、こんな呑気ですいません」と謝りたくなるくらい熱い。 ちなみに今年は、その方の曲ではなく、 なぜか「冬のソナタ」のテーマソングの日本語版だった。 なんか……高校野球!っていう感じじゃないよなー。 トシタロウさんの熱いテンションも、あまりに熱すぎて 「野球してる場合じゃない、募金しよう」ってな気持ちになってしまうので 少々ミスマッチな気もしていたのだが、 「冬のソナタ」(しかも日本語版)はハッキリと違和感がある。 そもそも今、夏だよ。 高校球児達が真夏の太陽の下で泥まみれで 青春を謳歌している時に、冬のソナタの哀しい旋律が流れる。 この辺のコーディネート、いかにもローカルだ。 これもまた、ひとつの文化(?)なのだろう。たぶん。 |