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そんな形で言語が育ちゆくとはつゆ知らず
2004年06月06日(日)

六月六日に雨ざぁざぁ降ってきて。
あんぱんひとつ、豆みっつ。
こっぺぱんふたつ、くださいな。
あっと言う間に………………

…………みたいな絵描き歌があったような気がするんだけど、
いかんせん、これまた咄嗟に思い出せない。
何の絵だったっけかなー。
そんな六月六日。
歌の通り、雨ざぁざぁ降ってきたなあin関東地方。

不足気味だったプリンターのインクを買いに行きがてら、
モスバーガーで木イチゴ杏仁のデザートを食す。
ビタミンの多い木イチゴ、食物繊維を含むコーンフレーク、
肺や腸にいい漢方薬としても知られる杏仁豆腐。
バニラの香りには精神安定効果がある。
いかにも健康効果が「ありそう」なラインナップだなあ、と詠嘆。
いずれも、「健康によい」ということで“ちょっと有名”な食材ばかり。
そのあたりにも「健康に気を遣っている感じ」を醸し出すための
心憎い演出がうかがえるなあ。
健康番組をよく見てる人(要するに私か)が、ターゲットな感じ。

梅雨入りしたのでしょうか。
梅雨入りなんでしょうね。
梅雨!
つゆ知らず、っていうのはどういう語源なんだろうね。
梅雨知らず。……それは…………、北海道?および海外???
そんな第二の意味をクリエイトしてみようかな。
辞書でよく、二番目の意味も書いてある言葉がある。
「初めは一番の意味で使われていたが、江戸時代以降は二番の意味が派生」
みたいな生い立ちを持っている言葉。
言葉は生き物なのだから、時代に応じて使われ方が変化してしかるべきだ。
「ら抜き」言葉も、もしかして文法が変革期を迎える兆しかも知れないし、
「顔文字」なんかも、表意文字の進化形として
国語の教科書に載る時代が来るのかもしれない。

だから今日から言い始めよう。

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つゆ知らず【つゆ-しらず】

北海道および外国の意。

例1:「今年はつゆ知らずに旅行に行きたいな」

例2:「かけおちをした二人は、つゆ知らずの彼方へ旅立ちました」

例3:「おかあさーん、めんつゆ知らない?」
   「つゆ知らず!(怒)忙しいんだから自分で探しなさい」

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つゆ知らず留学とか、そういう言葉もできるんだろうね。