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『新幹線も地下鉄も平等に好きですんで』
2004年06月04日(金)

最近ちょっと気になっているネーミングの商品といえば、
「いつものコーヒー」だ。
コンビニやスーパーなどでよく見かける。
「いつものコーヒーです、って言われても、
 私いつもはコーヒー飲まないんだけどなー。」
そういう人が手にとってしまうタイプのネーミングだ。
だって「いつものコーヒー」が決まっている人は、
そのブランドを買うだろうから。
「お前なんか、いつものじゃないよーん」とちょっと思いながらね。

ちなみに、「いつものコーヒー下さい。」とオーダーするうちはまだ素人だ。
常連さんのオーダーは、「いつもの。」の一言だけである。
それだけでマスターは「かしこまりました」と応対するだろう。
どこの喫茶店の話かよくわからないが、常連って言葉はなんか粋だよね。
私が常連になったのなんて、電車と、小学校時代の忘れ物リストぐらいだ。
あの頃に比べて、今では忘れ物がずいぶん減ったが、
そのぶん物忘れが増えつつある。頑張れ脳細胞。

我が家ではいまごろ、プチ水島新司ブームが起きている。
ドカベンの再放送を見てるというだけなんだけど。
相手の高校の名前が面白い。
弁慶高校とか、青森りんご学園(?)みたいなのとか、個性豊かだ。
そういう名前をあくまで真剣なトーンで語る登場人物達。
その「あくまでも」な真剣さ、真っ直ぐさも、時代を超える秘訣だと思う。

今日は三県をまたにかけての移動を繰り返した。
いやー、俺ら関東生まれ関東育ち、っていう感覚を満喫。
どこもかしこも関東だった、ということがよくわかった(?)。
こんだけ移動してもまだ関東ですか。飽きもせず。

イェイ、関東ばっかりだぜ!と思っていたけど(イェイ部分の意味は謎)、
よく考えたらここ半年くらいで3回も西日本に出掛けている。
毎回、ほとんど観光しないが。
全部仕事っぽい事情で行ったので余裕がなかった上に、
元々「いわゆる観光地」にあまり執着がないからかもしれない。
でも、遠くに行くと必ず訪れるのが「コンビニ」。
「関西版」の雑誌や新聞をチェックする。
こっちには出荷していないお菓子や、関西先行発売のお弁当メニュー。
観光地よりは、そういう「フツウ」なものの方が気になる。
特に食べ物は、関西地域は味の好みにこだわる人が多いそうで、
関東に比べ、口に合わないと正直に文句を言うモニターさんが多く、
新商品を試験発売して反応を見る食品メーカーもあるらしい。

ちょっとホームステイしてみたいなあ。大阪に。
アメリカの次は大阪ステイ。
ホストファミリーは浪速のご一家。
「大阪のおかん」のエネルギーを感じたりしたいね。

そう考えると、江戸っ子も気になるなあ。
地理的には近いのに、遠い世界かもしれない。
喧嘩っ早くて、職人肌で。「ひ」を「し」って言う言葉で。
「本物の江戸っ子」の方の言葉って、すごく独特で聞き取れないのだそう。
いま東京にいる人のうち、何割が先住民なんだろうなあ。
「昼間の新宿にいる人の半分くらいは県民」と言っても過言ではない。
埼玉や神奈川、千葉の人が多そうだ。山梨も一本で行けるなあ。
うーん、いまさらだけどなんて大移動。

四国出身で今は都内に住んでいる女の子と話した時に、
「このへんの人って、平気で二時間とか移動するのよねー。」と、
心底不思議そうに言っていた。
確かに、日本の中でも特殊な地域なんだなあ。
ここを標準と思ってちゃいけないね。というか、損だね。

地下鉄の駅でゲットした地下鉄の大きめの路線図を、
JRの車内で見つめながら小さな幸せにひたる。
路線図って、やっぱりちょっと楽しいなあ。わけもなく楽しい。
我ながら、特殊な人種だmyself。