犬と歩く。 最近、体調の悪くなった犬と。 体調が悪いと急に可愛い顔になるからすぐわかる。 「うわーカワイイー!」の次に出る言葉は「大丈夫かー?」である。 ぬきさしならない状況だね。 いや、本当はそうでもないのかもしれない。 たんなる、夏バテかもしれない。 でも食欲は旺盛。 キュウリに大根、ゴーヤに梅干し。 ……………………健康に気遣いすぎだよ。 肉とか魚とかを好んでくれよ。いや、それはそれで好んでるけど、 なんで毎日、野菜類中心の食生活なんだよ。 っていうか与えちゃだめじゃねえかー飼い主ー!! 要するにmyファミリー。斬新だよね。 まあ、私が六歳の頃から「マカロニほうれん荘」を 愛読しているくらいの環境だから、 「その人の成長過程・特性に見合ったものを与えましょう」なんていう 既成概念はとっくの昔に崩壊済だったのかもしれない。 だからこそ、高齢者がテレビゲームにハマってたり、 ゴーヤ好きの犬がいたり、 大人の階段をいまだに登り切れてない大人がいたり、 いろんな怪現象がおこるのかもしれない。 フェノーメノン(現象)! だから犬にも論語を聞かせるぞ。 じゃあ、犬に論文を書かせるぞ。 頼むぜ。なあおい。 俺の卒業はお前の双肩にかかっている! 双肩って書いて思ったんだけど、 犬って肩があるのかねえ。 やたら指圧してくれって言ってくるけど、 あれは背中が凝っているんだよね。 犬の背中を指圧しすぎて指が疲れていると、 なんか切なくなってくる。そんな夕暮れ。 |