Back  Index  Next

メトロフリーク
2004年05月16日(日)

昨日は説明会に3件ほど行き、そして今日は法事。
いかにもまじめそうな用事でスケジュールが埋まっていく。
しかし、全体的に黒い服ばっかり着ているなあ。

最近地下鉄に乗るのが楽しくて仕方がない。
あのカラフルな路線図が狭い範囲にごちゃっと詰まっていて、
さらに先の方は東急や東武といった私鉄とつながっていたりして、
見ているだけで楽しい。
鉄道オタクには、電車の写真を撮るのが好きな「車体系」や
ぶあつい時刻表を毎月買う「時刻系」など
さまざまなジャンルの方がいらっしゃるが、
私はたぶん「路線図系」にあたる。
路線図はいいぞー。
どこをどう乗り換えて行けば微妙に早く着くとか。
どこの景色が面白いから遠回りしていくとか。
しかも地下鉄には、反則に近い乗り換え術が多々ある。
永田町で降りたと思ったら、赤坂見附まで歩いちゃうんだから。
普段もっぱら地上線を利用している者から見れば、
地下鉄は全体的に、駅と駅の間が近すぎるのだ。
でも、駅の入り口からホームまでは遠い。
結局たくさん歩く。
あれ、じかに歩いたほうが近いんじゃないの?って
思うこともあるほどだが、
それを言っちゃぁおしめぇよ。(?)

昔、何かの番組(確かウリナリだったような)で見た、
ウンナンの若い頃の持ちネタという「地下鉄」のコントを思い出す。
地下鉄を擬人化してしまうという発想が斬新だが、
見てるうちに「あー、わかるわかる」って普通に共感できた。
たとえば、南北線と大江戸線がケンカするみたいなね。
麻布十番で一回顔合わせてどーでもいい口論をし、
飯田橋でまた会って気まずい、みたいな。
わかりにくい次元での「あるあるネタ」なんだろうね。

地下鉄の路線図、入り組んでるもんなあー。
しょっちゅう乗り換えられるのだ。
おまけに、地下だから景色が見えなくて、
いまいち距離感が掴めない。
太陽が出てる方角で自分の電車の進行方角を見極めてる私としては、
地下鉄に初めて乗った時はそこに違和感を感じていたものだ。
今も、目隠しされて進んでいるような不安はある。

最近のお気に入りは半蔵門線。
なぜか中学生の英語の教科書に登場しがちなことで有名な半蔵門線。
「ハンゾモンーライーン」という、
白々しいほどにアメリカンな発音の教材用テープが今でも耳から離れない。
さりげなく、東急田園都市線と繋がってるし。
その事実は、「ダイエーとセブンイレブンが同系列!?」っていう発見にも似た
ふしぎな感動を人々に与える……そうは思いませんか?(なにこのテンション)

ちなみに、最近調べていて気付いたんだが、
田園都市線の終点駅である「中央林間」というのは神奈川県で、
小田急江ノ島線と繋がってるんだなあ。
……と、地元民にとってはなんの新鮮さもない情報でも、
知らないことで私は新鮮な驚きを得ることができる、それが
「行けるけどあまり行かない地域のローカルネタ」の魅惑である。
中央林間を通って藤沢や江ノ島に行けるんだ。
うーん。その経路で行く機会がなさそうだけどね、
なんていいながら、そっと心に留めておくのでした。