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カフェ俺
2003年11月30日(日)

無印良品で売ってる、粉末状の「キャラメルマキアート」は
そのままだと甘ったるいが、インスタントコーヒーにブレンドすると
ちょうどよい甘さになる。この“俺”な題名も今日でおしまいだ。
正直、ネタが辛かった感はいなめない。
うん、11月が30日まででよかった。35日とかあったら大変だよ。
かなり昔、「5月35日」っていう児童文学作品を読んだけど、
なんとなく不思議な話だったなあ。もう一回読んでみたいな。
ありえない日付、という意味で付けられたタイトルらしい。
ほとんど「イヌがニャーと泣いた日」みたいなノリだ。
(あら、新メンバー募集してるのね。私は無理だ……が、もし知り合いが
 なったら素敵だなー。なったらいいなー。生傷絶えないだろうけど。)

そういえば最近、「よく本読むでしょう?」とか、
「どんな本読んでるの?」って聞かれることが多い。
「文章を書く人」として、すごく狭い範囲では有名になりつつあるからだ。
でも実際、私が本を読んでいたのは十歳くらいまでだったし、
それも親に言われたからで、率先して本を読むことはなかった。
その後しばらく読まない時期が続いた後、
二十歳を過ぎたあたりから、また本(というか雑誌)を読むようになる。
情報をとりいれなきゃ、勉強しなきゃとさすがに思ったからだ。
とはいえ渋々読んでいるにすぎないし、
宿題じゃないので(これが大きい)、読み始めても全然続かない。

某先輩との会話。
「漫画ってどんなの読んでんの?」
「うーん、ほとんど読まないんですよ」
「えー、読みそうなのに。小説とかは?」
「読まないですね」
「じゃあ何してんの?……映画観るとか?」
「いや、それこそ観ないです」
自分で答えながら、「あれ、私って少ないな」と思う。
何が少ないって、社会との共通の話題が。
今のところ、“社会とのズレ加減”がチャームポイントでもあるから、
こういう状況も正解といえば正解なんだろうけど。
でも、自分自身の成長・発展を妨げるスタイルは、
変えてみた方がいい場合もある。

うちの犬にアボカドを与えたら、喜び勇んで食べた。
案の定彼は草食動物なのだろう。生物学上も『犬っぽい何か』の域である。

好物を食べる犬のように、貪欲に読書をする人がいる。
今の私にとって、そんな風に吸収できるものはあるんだろうか。
文字を読むっていう行動は基本的に面倒だが、
すべての行動が面倒である!というのは大前提だとすれば、
文字も向いてるのかもしれない。

そもそも、たくさん吸収することには意味があるんだろうか?
たとえばピアノ曲を一度も聴いたことのない人が、
ただピアノを自分勝手にいじりながら育ち、
自分の耳が美しいと思う音をとにかく拾いながら自由に演奏したとする。
稚拙かもしれないが、従来の楽曲にとらわれない新しさがあるだろうし、
なおかつその人なりのキレイな音であることは確かだ。
とりあえず、独自性とか個性とかいう要素に関しては、
いわゆる勉強では補えないんだろうなあ。