Back  Index  Next

先ず、ここに冬を讃えよう
2003年10月31日(金)

眠るタイミングをいまいち逃して朝を迎え、
そのまま学校へ行ってふと気付くと午後十時を回っていた。
家に帰り着いたら日付が変わって月も変わっていた。

……と。
それだけバタバタとした暮らしをしているにも関わらず、
なんだか私は健康になってきた。
頭痛は相変わらず止まらないんだけど。
あ、でもそういえば、薬を飲めば止まるタイプの頭痛しか来ていない。
考えるチカラ、頭の体力みたいなもの、
長い時間悩んでいられる、脳と精神の持久力みたいなものが、
日増しに強くなっているのがわかる。
なにかが冴え、血液も優良になってきた感じ。
体が、というか、足が軽い。
そのうえ妙に歌が歌いたい。

この感じはそうか、冬が近いんだ。

体調を崩して以降、動物と同じノリで季節に敏感なのだ。
歌を歌いたくなるのはクリスマスの影響なのか。
そういえば冬は、わけもなく音楽の季節だなあ。
乾燥してるから喉は枯れやすくなるし、
指がかじかんでピアノなんか弾きづらいはずなんだけど、
夏よりも音楽に向いてる気がするのはなぜなんだろう。
よく芸術の秋というけど、私の場合秋は意外とそうでもない。
秋は祭りの秋であって、人に会う機会が多くガヤガヤと過ごす。
芸術は冬に深まっていく。全ての血管がちゃんと動く幸せ。
春が来るまで、しばしの安らぎだ。

そういえば、私が大学に受かった最大の理由も、
日本の入試が冬だからな気がする。夏だったら、ねえ。