近所の店が閉店セールもたけなわ。明日閉まるそうだ。 見たこと無いくらい、人で溢れていた。 最後の最後に一花咲かせて。 笑福亭鶴瓶師匠のモノマネを 「似てるけど、喜味こいし師匠にも似てる」との注意を受ける。 ……それにしても、なんなんだ私は。そして家族も。 つくづく、何を目指しているのかわからない。 ビタミンC足りないんじゃないの、などと母親に指摘される。 確かに、いろいろと肌荒れ。みかんでも食べた方がいいのだろうか。 ポストカード十二枚を大きめの用紙に印刷したものを、カット。 縁なし印刷もできるはずなんだが、なんだか怖い。 しかし、カッターで一枚一枚切っていく作業も怖い。 私という人間がそんな几帳面なことをやるという時点で。 さらにその作業を、濱マイクを見ながらやっている時点で。 時々見ちゃうじゃないか。というか、消すべきである。 夕食時、西武ライオンズ戦を見る(淡い郷土愛)。 西口投手がノーヒットノーランを達成しそうになっていたのに、 最後の最後、9回表で打たれてしまう。 その瞬間、思わず箸が止まる。 うわー、私がスポーツ観戦してるよ。珍しい……。 でも野球漫画は好きだったりする。描きたい。 いしいひさいちみたいな感じで。 スポーツの話ってだいたい上を目指すんだけど、 横を目指すタイプのを描いてみたい。 少林サッカーがまさにそれだ。 あれは一見上を目指しているように見えるし、最後は上に行くが 「拳法を普及できればそれでいい」という話である。 ツールと割り切った上で、サッカーをしている。 本気でサッカーを愛している人には失礼なのかもしれないけれど、 あれだけ一直線にバカバカしさをつきつめてしまえば、 テーマに文句を言う前に笑ってしまうんではないかとも思う。 考えたらスポーツってつまり、 大の大人がよってたかって本気で汗を流すんである。 そいつぁ尋常じゃねぇや。と私には見える。 そんなエネルギーが集まるのだから、きっと笑いどころがあるはずだ。 審判とか球場の売り子とか、草野球の監督とか。 横を目指すタイプのスポーツ漫画……描いてみたいなあ。 平凡な生活の中に、そういうとっかかりがいくつも 転がっているのはどうにか見付けることができる。 でも、山があるとして そこに何カ所かからトンネルを掘っていくのだが、 どうもそのトンネル同士がつながらないような。 なんか興味あることに、一貫性が見いだせないんだよなあ。 |